(仮訳)ブラジル南部産の新種Cladonia litoralis
Gumboski, EL. & Eliasaro, S., 2011. Cladonia litoralis (Cladoniaceae), a new species from southern Brazil. The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745-114.4.665 [Accessed December 23, 2014].
【R3-01399】2014/12/24投稿

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3行まとめ

ブラジル、サンタカタリーナ州の沿岸域で花崗岩の上に見出された地衣を検討し、Cladonia litoralisとして新種記載した。
本種はクッション状の基本葉体と褐色の子器を形成し、地衣成分としてフマルプロトセトラル酸のみが検出された。
本種の記載文を掲載し、化学、生態、分類に関して記すとともに類縁種との比較を行った。
Brazil, Santa Catarina, Bombinhas, Mariscal Beach

(新種)

Cladonia litoralis Gumboski & Eliasaro
語源…沿岸の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cladonia strepsilis(ネジレバハナゴケ)
形態的に類似している
基本葉体がクッション状
本種と異なり子器柄に皮層を有する
本種と異なりハナゴケ属特有の典型的なC+緑色の反応を認める
本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含まない
Cladonia subcervicornis
形態的に類似している
基本葉体がクッション状
本種と異なり子器柄が杯状
本種と異なり子器柄に皮層を有する
Cladonia ochracea
ブラジル南部に分布する
磯に生息する
小鱗片状の形態が本種と類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり基本葉体が塊をなさず、稀に塊になったとしても凸形ではなく平ら
本種と異なり主に幼時、基本葉体の小鱗片の下面および縁部が平滑ではなく粒状
本種と異なり地衣体を覆う細粒が円筒形ではなく球形
本種と異なり地衣体を覆う細粒に光沢がない
本種と異なり地衣体を覆う細粒の皮層がはっきりとしておらずほとんど不明瞭