2022年7月29日 (仮訳)中国においてトチュウから分離されたCladosporium属菌 Wang, S-Y., Wang, Y. & Li, Y. 2022. Cladosporium spp. (Cladosporiaceae) isolated from Eucommia ulmoides in China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/87841/ [Accessed July 29, 2022] 【R3-09735】2022/7/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国貴州省においてトチュウの落葉から分離されたCladosporium属菌を検討した。 C. eucommiaeおよびC. guizhouenseの2新種を記載した。 また、他にC. perangustumとC. tenuissimumの2種を同定し、トチュウを新基質として報告した。 中国貴州省貴陽市花渓区貴州大学 (新種) Cladosporium eucommiae S.Y. Wang, Yong Wang bis & Y. Li 語源…トチュウ属の 【よく似た種との区別】 Cladosporium magnoliigena 中国に分布する ITS+tef1+actに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトチュウではなくモクレン属植物などに生じる 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種より二次枝状分生子が短い 本種と異なり二次枝状分生子の隔壁数が通常0なのではなく0-3 ITS+tef1+actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国貴州省貴陽市花渓区貴州大学 (新種) Cladosporium guizhouense S.Y. Wang, Yong Wang bis & Y. Li 語源…貴州産の 【よく似た種との区別】 Cladosporium cladosporioides 分生子のサイズに顕著な差異がない 分生子の色に顕著な差異がない 分生子の形状に顕著な差異がない ITS+tef1+actに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくブラジル、ドイツ、米国などに分布する 本種と異なりトチュウの落葉ではなく土壌、屋内の空気、ブドウの芽などから分離される 本種より分生子柄が長い 本種より二次枝状分生子が通常長い ITS+tef1+actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cladosporium perangustum Bensch, Crous & U. Braun (その他掲載種) Cladosporium tenuissimum Cooke