(仮訳)Naiadella fluitansのテレオモルフ、Classicula
Bauer, R. et al., 2003. Classicula: the teleomorph of Naiadella fluitans. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2004.11833077 [Accessed February 8, 2023] 【R3-10316】2023/2/8投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

水生不完全菌Naiadella fluitansのタイプ由来菌株を検討し、そのテレオモルフを見出して新属新種Classicula fluitansとして記載した。
本種は担子器に横隔壁を有し、小柄の次端部が膨大し、担子胞子が長紡錘形であることなどで特徴づけられた。
サビキン綱において本種とJaculispora submersaを含むグループに対し、新目クラシキュラ目および新科クラシキュラ科を提唱した。
Vancouver, Canada

(新種)

Classicula fluitans R. Bauer, Begerow, Oberw. & Marvanová
語源…(属名)小型艇隊(水面に気生担子器の集まりを形成する性質から)/(種小名)Naiadella fluitansより
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Jaculispora submersa
小川に生息する
形態的に類似している(しばしば混同される)
分生子が舟形
分生子の遠位に3-4本の剛毛状の枝を有する
吸器細胞がシロキクラゲ型である
隔壁孔が単純型でその周囲にいくぶん円形に配列するマイクロボディを伴う
nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られていない
本種と分生子頂部の枝の幅が僅かに異なる
本種と分生子頂部の枝の形状が僅かに異なる
nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される