(仮訳)カリブ海地域産のスッポンタケ類の新種、Clathrus roseovolvatus
Lecuru, C., Mornand, J. & Fiard, J., 2013. Clathrus roseovolvatus, a new phalloid fungus from the Caribbean. Cryptogamie, Mycologie… Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v34.iss1.2013.35 [Accessed December 11, 2013].
【R3-00120】2013/12/12投稿

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3行まとめ

カリブ海の大アンティル諸島・小アンティル諸島からベネズエラにかけての広い範囲で採集されてきた菌をClathrus roseovolvatusとして新種記載した。
本種は温度も湿度も中程度の育成林やプランテーションに発生し、殻皮が淡紫色を帯びた桃色なのが顕著な特徴である。
また、全世界の白色~帯黄色のアカカゴタケ属の種の検索表を掲載した。
France, Martinique, Sainte-Luce, forêt départementalo-domaniale de Montravail

(新種)

Clathrus roseovolvatus Lecuru, Mornand, Fiard & Courtec.
語源…ばら色の殻皮の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Clathus baumii
本種と異なり中米~南米ではなくアフリカに分布する
本種よりも子実体のサイズが小さく3 cmほどにしかならない
本種と異なり殻皮が桃色や紫色を帯びず汚白色
本種と異なり托が白色~淡いクリーム黄色ではなく鮮黄色~黄褐色
本種と異なり胞子塊が暗オリーブ緑色ではなく帯褐色~帯紫色
担子胞子の長軸が本種より長い傾向がある