(仮訳)タイ産の新種、Clitopilus chalybescens
Baroni, TJ., Desjardin, DE. & Hywel-Jones, N. 2001. Clitopilus chalybescens, a new species from Thailand. Fungal Diversity. Available at: http://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/FD_6_13-17.pdf [Accessed January 17, 2019] 【R3-05865】2019/1/17投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

タイ、カオヤイ国立公園で採集された菌を検討し、Clitopilus chalybescensとして新種記載した。
本種はScyphoides節に含まれ、子実体が比較的大型で、傘および柄が帯灰青色であり、傘表皮の末端細胞が偽頭状であることなどで特徴づけられた。
本種の担子胞子の走査型電子顕微鏡写真を掲載した。
Thailand, Khao Yai National Park, Tad Tha Phu site

(新種)

Clitopilus chalybescens T.J. Baroni & Desjardin
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Clitopilus orientalis
同じScyphoides節に含まれる
傘の直径の範囲が重なる
担子胞子のQ値の範囲が重なる
本種と異なり子実体が傷ついても青変しない
本種より傘の最大直径が短い
本種と異なり縁シスチジアを欠くのではなく有する
Clitopilus peri
担子胞子のQ値の範囲が重なる
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が雪白色である
本種と異なり子実体が漏斗形である
本種より子実体が繊細である
本種より傘の直径が小さい
本種より担子胞子のQ値が僅かに大きい
本種と異なり傘表皮の末端細胞が偽頭状でない
Clitopilus crispus
本種と異なり傘中央部全体が帯褐色
本種と異なり傘縁部が顕著に裂けて縮れる
Clitopilus apalus
本種より傘の直径が小さい
本種より担子胞子のQ値が小さい
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形
本種と異なり柄シスチジアに隔壁を有する
Clitopilus apalus var. macrosporus
傘の直径の範囲が重なる
本種と異なりタイではなくウガンダなどに分布する
本種より傘の最大直径が短い
本種より担子胞子の幅が広い
本種より担子胞子のQ値が小さい
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形