2018年12月17日 (仮訳)グローバル・プランツ・イニシアチブ・プロジェクトにおいて発見された地衣の新種、Coccocarpia melloniorum Lücking, R. et al., 2011. Coccocarpia melloniorum (Ascomycota: Peltigerales), a new lichen discovered through the Global Plants Initiative project. The Bryologist. https://www.researchgate.net/publication/261978059_Coccocarpia_melloniorum_Ascomycota_Peltigerales_a_new_lichen_discovered_through_the_Global_Plants_Initiative_project [Accessed December 16, 2018] 【R3-05771】2018/12/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フィリピンで採集された葉上生地衣の歴史的な標本を検討し、Coccocarpia melloniorumとして新種記載した。 本種はLeptogium phyllogenum f. subsinuatumのシンタイプ標本の再検討過程で未記載種であることが明らかになった。 本新種と同様に地衣体が小型で裂片が幅狭く、裂芽を有するCoccocarpia属4種の検索表を掲載した。 Philippines, Tayabas, Luzon, Mt. Binuang (新種) Coccocarpia melloniorum Lücking 語源…メロンの(プロジェクトの支援団体であるアンドリュー・メロン財団に献名) 【よく似た種との区別】 Coccocarpia epiphylla 形態的に類似している 本種より地衣体下面が淡色 本種と異なり裂片が連続的 本種より裂片の幅が広い 本種と異なり裂片が線形~扇形ではなく扇形 本種と異なり裂芽を欠く 本種と異なり仮根が暗色ではなくより淡色 Coccocarpia neglecta 地衣体が小型 裂片が幅狭い 裂芽を有する 本種より裂片の幅が狭い 本種と異なり裂片が線形~扇形ではなく線形 本種と異なり裂芽が葉央ではなく葉央~葉縁に位置する 本種と異なり裂芽がいくぶん片側で付着し、しばしば斜め上に突出する 本種と異なり裂芽が鱗片形でしばしば丸いのではなく円筒形~鱗片形でのちに通常長形となる Coccocarpia dissecta 裂片の幅の範囲が重なる 裂芽を有する 仮根が黒色 本種より地衣体ががっしりとしている 本種と異なり裂片が近接している 本種と異なり裂芽が鱗片形でしばしば丸いのではなく円筒形