(仮訳)Rhododendron latoucheaeの落葉に生じた新種、Coccomyces jiangxiensis
Gu, H-L. et al., 2015. Coccomyces jiangxiensis, a new species of Rhytismataceae on fallen leaves of Rhododendron latoucheae . Mycosystema. Available at: http://manu40.magtech.com.cn/Jwxb/EN/10.13346/j.mycosystema.140171 [Accessed February 1, 2019] 【R3-05912】2019/2/1投稿

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3行まとめ

中国江西省においてRhododendron latoucheaeの落葉に生じた菌を検討し、Coccomyces jiangxiensisとして新種記載した。
本種は漂白斑および帯線を形成し、三角形~六角形の子嚢果を葉の両面に生じ、子嚢胞子は糸状で、側糸に複数の隔壁を有し、分生子果は形成しなかった。
本種の培養およびDNA抽出は成功しなかった。
中国江西省三清山

(新種)

Coccomyces jiangxiensis H.L. Gu & Y.R. Lin
語源…江西産の
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【よく似た種との区別】
Coccomyces radiatus
子嚢果の形状が類似している
子嚢果の開口様式が類似している
“covering stroma”の発達様式が類似している
子嚢の形状が類似している
分生子果を欠く
本種と異なり子嚢果が表皮内ではなく表皮下に生じる
本種より子嚢果のサイズがずっと大きい
本種と異なり子実上層を欠く
本種と異なり側糸の頂部が棍棒形、頭状、倒卵形、または槍形ではなく急に膨大して頭状になる
本種と異なり側糸に隔壁を欠く
本種と異なり子座内部のマトリックスが良好に発達するという特徴を欠く
本種と異なり外被層が良好に発達するという特徴を欠く
Coccomyces mucronatus
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種と異なり周糸状体を有する
本種と異なり”covering stroma”が良好に発達するのではなく発達に乏しい
本種より子嚢の幅が明らかに狭い
本種より子嚢胞子の幅が明らかに狭い
本種と異なり側糸の頂部が棍棒形、頭状、倒卵形、または槍形ではなく急に側方に膨大する類紡錘形で先端が短円筒形
本種と異なり子座内部のマトリックスが良好に発達するのではなく発達に乏しい
本種と異なり子実下層と子嚢盤基部の組織が分離しない
本種と異なり菌糸の頂端細胞が褐色でない