(仮訳)ニュージーランド産の裂芽を有する新種Coenogonium fruticulosum
Ludwig, LR., 2014. Coenogonium fruticulosum, a new isidiate species from New Zealand. Australasian Lichenology. Available at: http://www.researchgate.net/publication/264744276_Coenogonium_fruticulosum_a_new_isidiate_species_from_New_Zealandhttp://mycosphere.org/pdfs/MC4_6_No3.pdf [Accessed September 24, 2014].
【R3-01129】2014/09/25投稿

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3行まとめ

ニュージーランドの数か所で採集された地衣を検討し、Coenogonium fruticulosumとして新種記載した。
本種は頻繁に分枝する珊瑚状の裂芽を有することなどで特徴づけられた。
本種は裂芽を有するCoenogonium属地衣としてニュージーランドから初めて報告された種となり、同属他種のいずれとも形態的に区別された。
Knight’s Bush, Tuapeka West, Otago, New Zealand

(新種)

Coenogonium fruticulosum L.Ludw.
語源…茂った(裂芽の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Coenogonium disciforme
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドから報告されていない
本種と異なり樹皮などではなく葉に発生する
本種と異なり裂芽が珊瑚形ではなく盤形
Coenogonium isidiiferum
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドから報告されていない
本種と異なり樹皮などではなく葉に発生する
本種と異なり裂芽が珊瑚形ではなく盤形
Coenogonium isidiigerum
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドから報告されていない
本種より裂芽が短い
本種より裂芽の幅が広い
本種と異なり初生菌糸体を有する
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
本種より子実層の幅が僅かに広い
Coenogonium isidiosum
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドから報告されていない
本種より子器のサイズが小さい
本種と異なり裂芽が珊瑚形ではなく分枝しないか稀にしか分枝しない
本種と異なり裂芽の先端が僅かに膨大する
本種と異なり子嚢内部で胞子が1列ではなく2列で配列する
Coenogonium isidiatum
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドから報告されていない
本種より裂芽のサイズが小さい
本種と異なり裂芽が珊瑚形ではなく稀にしか分枝しない
本種と異なり裂芽が無色の乳頭状突起で覆われる
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい
Coenogonium coralloideum
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドではなくオーストラリアに分布する
本種と異なり裂芽が珊瑚形ではなく分枝しない
本種と異なり裂芽の先端が白色
本種と異なり初生菌糸体を有する
本種と異なり子嚢内部で胞子が1列ではなく2列で配列する
本種より子嚢胞子が僅かに長い
未記載種”Spec. A
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドではなくブラジルに分布する
本種より子嚢胞子が長い
未記載種”Spec. B”
裂芽を有する
本種と異なりニュージーランドではなくブラジルに分布する
本種と異なり裂芽が密なクッション状
本種と異なり”disc”の色が橙色ではなく橙赤色
本種より子嚢胞子の幅が僅かに広い