(仮訳)バイケイソウに生じる分生子層形成性分生子果不完全菌の新種、Colletogloeum veratri-albi
Braun, U. & Scheuer, C. 2007. Colletogloeum veratri-albi – a new acervular coelomycete on Veratrum album. Fritschiana. Available at: https://static.uni-graz.at/fileadmin/nawi-institute/Botanik/Fritschiana/fritschiana-58/braun+scheuer-colletogloeum-veratri-albi-2007.pdf [Accessed April 12, 2019] 【R3-06122】2019/4/12投稿

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3行まとめ

ヨーロッパ、コーカサス、およびトランスコーカシアにおいてVeratrum albumに発生した菌を検討し、Colletogloeum veratri-albiとして新種記載した。
本種は宿主の葉の両面に斑点を、主に上面に分生子層を形成し、分生子が顕著な嘴状であることなどで特徴づけられた。
本種は同じシュロソウ属植物を宿主とするC. veratriとは宿主および地理的分布のほか、分生子果の色や分生子の形状および隔壁数が異なっていた。
Austria, Styria [Steiermark], Koralpe, 16 km W of Deutschlandsberg, c. 3.5 km N of the summit ‘Großer Speikkogel’, along the path from the saddle E of the refuge Grillitschhütte down to the Bärentalalm

(新種)

Colletogloeum veratri-albi U. Braun & Scheuer
語源…Veratrum album
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colletogloeum veratri
同じシュロソウ属植物を宿主とする
本種と異なり北米などに分布する
本種と異なりバイケイソウおよびVeratrum albumおよびV. lobelianumではなくV. californicumなどを宿主とする
本種と異なり分生子果が帯灰白色ではなく通常褐色
本種と異なり分生子が嘴状でない
本種と異なり分生子の隔壁数が(0-)1-2ではなく0-1