2021年3月31日 (仮訳)Dracaena fragransに生じた新種、Colletotrichum dracaenigenum Chaiwan, N. et al., 2021. Colletotrichum dracaenigenum, a new species on Dracaena fragrans. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.491.2.4 [Accessed March 31, 2021] 【R3-08278】2021/3/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チュムポーン県においてDracaena fragransの腐朽葉に生じた菌を検討し、Colletotrichum dracaenigenumとして新種記載した。 本種には有性世代と無性世代の両方が認められた。 本種は形態形質をC. gloeosporioides複合種の分類群と共有していたが、分生子形成細胞、分生子、付着器などのサイズが異なっていた。 Thailand, Chumphon Province, Phato District, Pang Wan (新種) Colletotrichum dracaenigenum Chaiwan & K.D. Hyde 語源…リュウケツジュ属に生じる 【よく似た種との区別】 Colletotrichum ledongense アジアに分布する 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく中国などに分布する 本種と異なりリュウケツジュ属ではなくパラゴムノキ属植物などに生じる 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子形成細胞の幅が狭い 本種より付着器のサイズが大きい ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Colletotrichum syzygicola タイに分布する ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりリュウケツジュ属ではなくフトモモ属植物などに生じる 本種より分生子の幅が広い 本種より付着器のサイズが大きい ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Colletotrichum cordylinicola タイに分布する 同じキジカクシ科植物に生じる ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりリュウケツジュ属ではなくセンネンボク属植物などに生じる 本種より分生子が長い 本種より付着器のサイズが大きい ITS+GAPDH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される