(仮訳)新種Serendipita herbamansは農業および草地の生態系で草本の根と関係を持つエンドファイトのロウタケ目菌類群集において優占する
Riess, K., et al., 2014. Communities of Endophytic Sebacinales Associated with Roots of Herbaceous Plants in Agricultural and Grassland Ecosystems Are Dominated by Serendipita herbamans sp. nov. PLOS ONE. Available at: http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0094676 [Accessed June 24, 2014].
【R3-01096】2014/09/14投稿

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3行まとめ

農業/草地生態系において草本の根と関係を持つロウタケ目エンドファイトの系統的多様性および群集構造を菌株の分離、PCR、TEM観察、共培養実験などの手法で調査した。
ドイツでムカゴトラノオの根から分離された新種Serendipita herbamansが土地利用の型にかかわらず、多様な生息環境で広範な草本と関係を持つことを示した。
本種は複数の草本の皮層細胞に見出され、接種試験では宿主の生長を促進することが示唆された。
Bad Hindelang, Bavarian Alps, Germany

(新種)

Serendipita herbamans K. Riess, Oberw., Garnica
語源…草本の
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【よく似た種との区別】
Serendipita vermifera
ITS+5.8S+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり培養下でテレオモルフが発達する
ITS+5.8S+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITS領域に29塩基、4%の差異)
Piriformospora indica
形態的に類似している
接種試験で宿主の根の生長を促進する
本種と厚壁胞子のサイズが異なる
ITS+5.8S+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITS領域に27.7%の差異)