2013年11月20日 (仮訳)ブラジルの半乾燥地域カーチンガ・バイオームから見出された分生子形成菌、Zanclospora属の新種および興味深い種 Almeida, DAC. et al., 2013. Conidial fungi from the semi-arid Caatinga biome of Brazil. New and interesting Zanclospora species. Available at: http://mycosphere.org/pdfs/MC4_4_No4.pdf [Accessed November 10, 2013]. 【R3-00008】2013/11/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、カーチンガ・バイオームにおいてリターに発生したZanclospora属菌4種を検討した。 そのうち1種をZ. bonfinensisとして新種記載した。 また、Zanclospora属の全既知種の形質比較表および検索表を掲載した。 Brazil, Bahia, Senhor do Bonfim, Serra de Santana (新種) Zanclospora bonfinensis D.A.C. Almeida, Gusmao & M.F.O. Marques 語源…Senhor do Bonfim産の 【よく似た種との区別】 Zanclospora novae-zelandiae 分生子柄が剛毛状で先端が尖る 本種と異なり分生子柄が分枝する 分生子の形状やサイズが異なる 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora mystica 分生子柄が剛毛状で先端が尖る 本種と異なり分生子柄が分枝する 分生子の形状やサイズが異なる 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora stelata 分生子柄が剛毛状で先端が尖る 本種と異なり分生子柄が分枝する 分生子の形状やサイズが異なる 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora austroamericana 本種と異なり分生子柄の頂部が淡褐色 本種と異なり分生子柄の先端が丸くなる 本種と異なり分生子柄が平滑 稔性のある部分が異なる 分生子の形状やサイズが異なる 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora brevispora 本種と異なり分生子柄の頂部が淡褐色 本種と異なり分生子柄の先端が丸くなる 本種と異なり分生子柄が平滑 稔性のある部分が異なる 分生子の形状やサイズが異なる 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora brevispora var. transvaalensis 本種と異なり分生子柄の頂部が淡褐色 本種と異なり分生子柄の先端が丸くなる 本種と異なり分生子柄が平滑 稔性のある部分が異なる 分生子の形状やサイズが異なる 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora indica 本種と異なり、分生子形成細胞が剛毛状の分生子柄に圧着しない 不稔の剛毛を形成しない Zanclospora urewerae 本種と異なり、分生子形成細胞が剛毛状の分生子柄に圧着しない 不稔の剛毛を形成しない (その他掲載種) Zanclospora brevispora S. Hughes & W.B. Kendr. ※論文中ではZ. brevispora var. brevispora 【よく似た種との区別】 Zanclospora brevispora var. transvaalensis 稔性部位に本種より多くの分生子形成細胞が生じる 本種と異なり、分生子が常に屈曲する Zanclospora austroamericana 本種と異なり、稔性部位が2か所ある 本種と異なり、分生子が鎌形になる (その他掲載種) Zanclospora indica Subram. & Vittal 【よく似た種との区別】 Zanclospora urewerae 剛毛状の分生子柄から散開状に分生子形成細胞を形成する 本種と異なり、分生子柄の頂部に塊茎状の細胞が見られない 分生子の長径が本種より小さい 本種と異なり、二次フィアライドが見られない (その他掲載種) Zanclospora novae-zelandiae S. Hughes & W.B. Kendr. 【よく似た種との区別】 Zanclospora austroamericana 分生子柄の中ほどに稔性部位がある 本種と異なり、分生子柄の頂部に二番目の稔性部位がある Zanclospora bonfinensis 分生子柄の中ほどに稔性部位がある 分生子が本種より小さく、桿形をしている