(仮訳)ブラジルの半乾燥地域、カーチンガ・バイオーム産の分生子形成菌:Thozetella属の新種および新産種
Barbosa, FR. et al., 2011. Conidial fungi from the semi-arid Caatinga biome of Brazil. New species and records for Thozetella. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000115/00000001/art00038 [Accessed July 30, 2016].
【R3-03153】2016/07/30投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ブラジル北東部のカーチンガ・バイオームにおいてアナモルフ菌の調査を実施し、水中に沈んだ材から得られた一種をThozetella submersaとして新種記載した。
本種はマイクロオーンが楕円状紡錘形、倒棍棒形、あるいは稀に倒卵形~倒棍棒形で僅かに屈曲し、表面が平滑であることなどで特徴づけられた。
また、Thozetella属菌の検索表を掲載した。
Brazil, Bahia, Santa Terezinha, Serra da Jibóia

(新種)

Thozetella submersa F.R. Barbosa & Gusmão
語源…沈んだ(発生基質から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Thozetella pinicola
スポロドキアを形成する
マイクロオーンの表面が平滑
本種よりマイクロオーンのサイズが大きい
本種と異なりマイクロオーンが楕円状紡錘形ではなく直線状または僅かに波打つ

(アメリカ大陸、南米、ブラジル新産種)

Thozetella boonjiensis B.C. Paulus, Gadek & K.D. Hyde
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Thozetella acerosa
マイクロオーンがL形
本種と異なりマイクロオーンの隔壁数が0ではなく0-2
Thozetella gigantea
同所的に分布する(ブラジル)
マイクロオーンがL形
本種より分生子のサイズが大きい
本種よりマイクロオーンのサイズが大きい
Thozetella tocklaiensis
マイクロオーンがL形
本種より分生子のサイズが小さい
本種よりマイクロオーンのサイズが小さい
Thozetella nivea
マイクロオーンに隔壁を欠く
本種と異なりマイクロオーンの頂部が直線状または僅かに波打つのではなく波打つか膝折状

(アメリカ大陸、南米、ブラジル新産種)

Thozetella gigantea B.C. Paulus, Gadek & K.D. Hyde
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Thozetella boonjiensis
同所的に分布する(ブラジル)
マイクロオーンがL形
本種より分生子のサイズが小さい
本種よりマイクロオーンのサイズが小さい