(仮訳)ブラジルの半乾燥地帯、カーチンガ・バイオームにおける分生子形成菌の3新種および新記録
Leão-Ferreira, S., 2013. Conidial fungi from the semi-arid Caatinga biome of Brazil. Three new species and new records. Nova Hedwigia …. Available at: http://www.researchgate.net/publication/248394322_Conidial_fungi_from_the_semi-arid_Caatinga_biome_of_Brazil._.Three_new_species_and_new_records/file/50463522989cfae40c.pdf [Accessed February 21, 2014].
【R3-00413】2014/02/21投稿

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3行まとめ

ブラジル北東部のカーチンガ・バイオームから、植物残渣に発生したアナモルフ菌の3新種を記載した。
アメリカ大陸における新産種としてDendryphiosphaera taiensisを記載した。
また、南米新産種として6種を記録した。
Brazil, Bahia, Coribe

(新種)

Arachnophora polybrachiata S.M.Leão, R.F.Castañeda & Gusmão
語源…多数の腕の
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【よく似た種との区別】
Arachnophora goanensis
分生子の腕の数が本種と同じくらい多数に及ぶ(4-12個)
本種と異なり分生子の中央細胞が2(-3)個ではなく2-4個
本種より分生子の中央細胞のサイズが大きい
本種より分生子の腕が長い
本種より分生子の腕の幅が狭い
Arachnophora polyradiata
分生子の中央細胞のサイズの範囲が重なる
本種と分生子の色が異なる
本種と異なり分生子の腕が9-14個ではなく5-6(-7)個
本種と分生子の腕の配置が異なる
本種より分生子の腕が短い
Arachnophora crassa
本種と異なり分生子の中央細胞が2(-3)個ではなく1-2個
本種より分生子の中央細胞の短軸が短い
本種と異なり分生子の腕が9-14個ではなく5-7個
本種と分生子の腕の配置が異なる
本種と分生子の腕のサイズが異なる
Arachnophora pulneyensis
分生子の中央細胞が2個
分生子の中央細胞の形態が類似している
分生子の腕のサイズの範囲が重なる
本種より分生子の中央細胞の短軸が短い
本種と異なり分生子の腕が9-14個ではなく1-3個
本種より分生子の腕のサイズが小さい
Arachnophora uberisporoides
分生子の中央細胞が2個
本種より分生子の中央細胞の短軸が短い
本種と異なり分生子の腕が9-14個ではなく4-6個
本種より分生子の腕のサイズが小さい
本種と異なり分生子の腕に隔壁を持たない
Arachnophora fagicola
分生子の中央細胞が2個
本種より分生子の中央細胞の短軸が短い
本種と異なり分生子の腕が9-14個ではなく1-3個
本種より分生子の腕が長い
本種より分生子の腕の幅が狭い
本種と異なり分生子の腕が屈曲する
Brazil, Bahia, Coribe

(新種)

Hermatomyces uniseriatus S.M.Leão & Gusmão
語源…1列の(分生子の形態から)
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【よく似た種との区別】
Hermatomyces amphisporus
本種よりレンズ形分生子の幅が狭い
本種より円筒形分生子のサイズが大きい
本種と異なり円筒形分生子が1列ではなく4列からなる
本種と異なり円筒形分生子が3-4個ではなく6-11個の細胞からなる
Hermatomyces dimorphus
円筒形分生子のサイズの範囲が重なる
本種よりレンズ形分生子が長い
本種と異なり円筒形分生子が1列ではなく2列からなる
本種と異なり円筒形分生子が3-4個ではなく7個の細胞からなる
Hermatomyces sphaericus
レンズ形分生子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり円筒形分生子を形成しない
Hermatomyces tucumanensis
レンズ形分生子のサイズの範囲が重なる
本種より円筒形分生子のサイズが大きい
本種と異なり円筒形分生子が1列ではなく2列からなる
本種と異なり円筒形分生子が3-4個ではなく2-3個の細胞からなる
Brazil, Bahia, Coribe

(新種)

Vanakripa inexpectata S.M.Leão & Gusmão
語源…不意の(突然見つかった新種であることから)
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【よく似た種との区別】
Vanakripa gigaspora
分生子に1隔壁を持つ
分生子の中央部に近い位置に隔壁を持つ
“separating cells”のサイズの範囲が重なる
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が楕円形ではなく棍棒形~倒洋梨形
Vanakripa fasciata
“separating cells”のサイズの範囲が重なる
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が楕円形ではなく楕円形~紡錘形
本種と異なり分生子に隔壁を持たない
Vanakripa menglensis
分生子のサイズの範囲が重なる
“separating cells”のサイズの範囲が重なる
本種と異なり分生子が楕円形ではなく棍棒形~倒洋梨型
本種と異なり分生子に隔壁を持たない
Vanakripa minutiellipsoidea
分生子が楕円形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子に隔壁を持たない
本種より”separating cells”のサイズが大きい
Vanakripa parva
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が楕円形ではなく卵形~紡錘形
本種と異なり分生子に隔壁を持たない
本種より”separating cells”の幅が狭い
Vanakripa rhizophorae
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子が楕円形
“separating cells”のサイズの範囲が重なる
本種と異なり分生子に隔壁を持たない

(アメリカ大陸新産種)

Dendryphiosphaera taiensis Lunghini & Rambelli
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【よく似た種との区別】
Dendryphiosphaera minuta
分生子に2隔壁を持つ
本種と異なり分生子が円筒形ではなく倒卵形
Dendryphiosphaera parvula
分生子に2隔壁を持つ
本種と異なり分生子が円筒形ではなく倒卵形
Dendryphiosphaera uniseptata
本種と異なり分生子が円筒形ではなく棍棒形~楔形
本種と異なり分生子に2隔壁ではなく1隔壁を持つ

(南米新産種)

Luzfridiella insignis R.F.Castañeda & W.B.Kendr.
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(南米新産種)

Memnoniella levispora Subram.
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(南米新産種)

Periconia jabalpurensis D.P.Tiwari & P.D.Agrawal
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【よく似た種との区別】
Periconia byssoides
分生子柄に稔性のある分枝しない大きな頂部を持つ
本種より分生子のサイズが大きい
Periconia cookei
分生子柄に稔性のある分枝しない大きな頂部を持つ
本種より分生子のサイズが大きい

(南米新産種)

Pseudopetrakia kambakkamensis (Subram.) M.B.Ellis
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(南米新産種)

Sadasivania girisa Subram.
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【よく似た種との区別】
Sadasivania aristidae
本種より分生子形成細胞のサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
Sadasivania bhustha
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子形成細胞が球形~類球形ではなく倒洋梨形

(南米新産種)

Vanakripa rhizophorae R.M.Arias, Heredia & R.F.Castañeda
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【よく似た種との区別】
Vanakripa minutiellipsoidea
分生子が楕円形
本種と分生子のサイズが異なる
本種と”separating cells”のサイズが異なる
Vanakripa parva
“separating cells”の形態が類似している
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が楕円形ではなく卵形~紡錘形