(仮訳)イラン産の新種Coniochaeta ershadii、および良好に記載されたConiochaeta属菌の検索表
Asgari, B., Zare, R. & Gams, W. 2007. Coniochaeta ershadii, a new species from Iran, and a key to well-documented Coniochaeta species. Nova Hedwigia. ingentaconnect.com. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2007/00000084/f0020001/art00009 [Accessed March 23, 2018].
【R3-04963】2018/3/23投稿

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3行まとめ

イラン、テヘラン州においてピスタチオの枯れ枝に生じた菌を検討し、Coniochaeta ershadiiとして新種記載した。
本種は子嚢果が剛毛に覆われ、子嚢胞子の末端が突出し、培養下で結晶を豊富に形成することなどで特徴づけられた。
本新種を含む54種のConiochaeta属菌の検索表を掲載した。
Varamin, Tehran Province, Iran

(新種)

Coniochaeta ershadii R. Zare, B. Asgari & W. Gams
語源…Djafar Ershad氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Coniochaeta gamsii
イランに分布する
子嚢果の形状が類似している
子嚢の形状が類似している
子嚢が8胞子性
子嚢胞子が子嚢内部で1列で配列する
子嚢胞子の末端が突出する
側糸の形状が類似している
子嚢殻の殻壁が偽柔組織状
Nodulisporium属アナモルフを有する
コロニーの形態が類似している
本種と異なりピスタチオではなくオオムギなどを宿主とする
本種と異なり枯れ枝ではなく葉などに生息する
本種より子嚢果が成熟するまでの時間が短い
本種より子嚢果のサイズがずっと大きい
本種と異なり子嚢果に剛毛を欠く
本種より子嚢が短い
本種より子嚢の幅が広い
本種より子嚢胞子が長い
本種と異なり子嚢果の殻壁の細胞が不規則形ではなく規則的
本種と異なり分生子形成細胞が側方に1-2回伸長するという特徴を欠く
本種と異なり分生子がほとんどの場合分生子形成細胞の先端で凝集し集まりをなす
本種と異なり分生子の基部が顕著に先細りになるという特徴を欠く
本種と異なり培養下で無数の結晶を生じるという特徴を欠く