(仮訳)Conioscypha属アナモルフを有する子嚢菌のホロモルフの新属、Conioscyphascus
Réblová, M. & Seifert, KA. 2004. Conioscyphascus, a new ascomycetous genus for holomorphs with Conioscypha anamorphs. Studies in Mycology. Available at: https://www.semanticscholar.org/paper/Conioscyphascus%2C-a-new-ascomycetous-genus-for-with-R%C3%A9blov%C3%A1-Seifert/9d5903358ffcac4dd74644a1e10525dac10a0599 [Accessed December 9, 2020] 【R3-07942】2020/12/9投稿

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3行まとめ

Conioscypha variaのテレオモルフに対して新属Conioscyphascusを提唱した。
本新属は子嚢殻がほぼ無色~淡橙色で孔口を有し、壁が2層からなり、子嚢が8胞子性で先端リングがJ陰性、子嚢胞子に3-7隔壁を有することなどで特徴づけられた。
また、Debaryella gracilisを本新属に移した。
Czech Republic, Southern Bohemia, Šumava Mts. National Park, Povydří National Nature Reserve, Modrava, brook Zhůřský potok close to Turner’s hut

(新種)

Conioscyphascus varius Réblová & Seifert
語源…(属名)Conioscypha属+子嚢/(種小名)(アナモルフのConioscypha variaから)
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【よく似た種との区別】
Conioscyphascus gracilis
ヨーロッパに分布する
本種と異なりチェコおよび米国ではなくデンマークなどに分布する
本種と異なり子嚢殻が淡橙色ではなくほぼ無色または汚材木色
本種と異なり子嚢殻が長い嘴状ではなく短い乳頭状
本種より子嚢の胞子を含む部位が短い
本種より子嚢胞子が短い

(新組み合わせ)

Conioscyphascus gracilis (Munk) Réblová & Seifert
旧名:Debaryella gracilis Munk
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【よく似た種との区別】
Conioscyphascus varius
ヨーロッパに分布する
本種と異なりデンマークなどではなくチェコおよび米国に分布する
本種と異なり子嚢殻がほぼ無色または汚材木色ではなく淡橙色
本種と異なり子嚢殻が短い乳頭状ではなく長い嘴状
本種より子嚢の胞子を含む部位が長い
本種より子嚢胞子が長い