(仮訳)ギリシャ産ハナゴケ属地衣の研究、および新種Cladonia graeca
Sipman, HJM. & Ahti, T., 2011. Contribution to the Cladonia mycota of Greece, including Cladonia graeca sp. nov.. Mycosystema. Available at: http://journals.im.ac.cn/JWXTCN/ch/reader/create_pdf.aspx?file_no=11060877 [Accessed January 20, 2016].
【R3-02580】2016/01/20投稿

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3行まとめ

ギリシャ、エーゲ海のタソス島のマツ林などからハナゴケ属のギリシャ新産種8種を報告した。
そのうち多くの種は広範に分布する種で、ギリシャが分布の南限であった。
フマルプロトセトラル酸を含むことなどで特徴づけられた一種をCladonia graecaとして新種記載した。
Greece, W Aegean, nomos Evvias, Ep. & Dim. Karistos, S Evvia, summit area of Mt. Ochi

(新種)

Cladonia graeca Sipman & Ahti
語源…ギリシャの
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【よく似た種との区別】
Cladonia decorticata
肉眼的形態が類似している(発育不全の時に本種と類似している)
本種より子柄のサイズがずっと大きいことがある
本種より子柄が分枝することがある
本種と異なり地衣成分としてペルラトル酸を含む
Cladonia macrophylla(ミゾハナゴケ)
肉眼的形態が類似している(発育不全の時に本種と類似している)
本種より子柄のサイズがずっと大きいことがある
本種より子柄が分枝することがある
本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む
Cladonia mongolica
地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なりギリシャではなく中央アジアなどに分布する
本種と異なり子柄が露出し条線をあらわすという特徴を欠く
Cladonia ramulosa(ヒメレンゲゴケ)
ギリシャに分布する
地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む
本種と異なりヨーロッパに広く分布する
本種と異なり子柄が露出し条線をあらわすという特徴を欠く

(ギリシャ新産種)

Cladonia crispata var. cetrariiformis (Delise) Vain.
エイランタイモドキ
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(ギリシャ新産種)

Cladonia cryptochlorophaea Asahina
クリプトジョウゴゴケ
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(ギリシャ新産種)

Cladonia floerkeana (Fr.) Flörke
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(ギリシャ新産種)

Cladonia homosekikaica Nuno
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(ギリシャ新産種)

Cladonia parasitica (Hoffm.) Hoffm.
ビロードハナゴケ
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(ギリシャ新産種)

Cladonia squamosa (Scop.) Hoffm.
ウロコハナゴケ
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(ギリシャ新産種)

Cladonia uncialis (L.) Weber ex F.H. Wigg.
オニハナゴケ
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