(仮訳)中央ヨーロッパの乾燥草原における菌類相の研究:Phaeoclavulina clavarioidesおよびPhaeoclavulina roellinii
Kříž, M., Jindřich, O. & Kolařík, M. 2019. Contribution to the knowledge of mycobiota of Central European dry grasslands: Phaeoclavulina clavarioides and Phaeoclavulina roellinii (Gomphales). Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/doi/cmy.71202.php [Accessed November 13, 2019] 【R3-06767】2019/11/13投稿

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3行まとめ

チェコにおいて採集されたPhaeoclavulina clavarioidesおよびP. roelliniiを報告した。
両種の記載文を掲載し、rDNAバーコード配列を決定した。
生息環境の保全における重要性を指摘し、両種を次版のレッドデータブックに加えることを提案した。

(その他掲載種)

Phaeoclavulina clavarioides (Schild) Giachini
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phaeoclavulina roellinii
チェコに分布する
草地に生息する
本種と異なり子実体がクラバリア型ではなくラマリア型
本種と異なり子実体の味が苦いのではなく微か
本種と異なり根状菌糸束に伴う結晶が多型ではなく星形
Clavulinopsis corniculata(キンホウキタケ)
開けた草地に発生する
本種よりいくぶん寒冷な環境に生息する
本種より子実体のサイズがほとんどの場合大きい
本種より子実体が鮮やかな黄色である
本種より子実体が明瞭に分枝する
本種より子実体の枝が長い
本種より子実体の枝の幅が狭い
本種より子実体の質感が脆い
本種と異なり担子胞子が楕円形~類円筒形ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が刺状ではなく平滑
Ramariopsis luteoochracea
草地に生息することがある
本種より子実体の幅がずっと狭い
Phaeoclavulina quercus-ilicis
地中海に分布する
形態的に類似している(本種と同種の可能性がある)
Phaeoclavulina murrillii
本種と異なりチェコにおける分布が知られていない
本種と異なり岩石ステップに生息しない
本種と異なり子実体の枝先端が黄金色~橙色
本種と異なり子実体基部が剛毛状
本種と異なり根状菌糸束を欠く
本種と担子胞子のサイズがいくぶん異なる

(その他掲載種)

Phaeoclavulina roellinii (Schild) Giachini
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phaeoclavulina clavarioides
チェコに分布する
草地に生息する
本種と異なり子実体がラマリア型ではなくクラバリア型
本種と異なり子実体の味が微かではなく苦い
本種と異なり根状菌糸束に伴う結晶が星形ではなく多型
Phaeoclavulina flaccida(ヒメホウキタケ)
本種と異なり草地ではなく森林に生息する
本種より担子胞子の平均長が僅かに短い
Phaeoclavulina murrillii
本種と異なりチェコにおける分布が知られていない
本種と異なり岩石ステップに生息しない
本種と異なり子実体の枝先端が黄金色~橙色
本種と異なり子実体基部が剛毛状
本種と異なり根状菌糸束を欠く
本種と担子胞子のサイズがいくぶん異なる