(仮訳)インド、西ベンガル州産大型菌類の研究:8-12
Acharya, K. et al., 2017. Contribution to the Macromycetes of West Bengal, India: 8–12. Research Journal of Pharmacy and Technology. Available at: http://rjptonline.org/AbstractView.aspx?PID=2017-10-3-33 [Accessed June 7, 2017].
【R3-04094】2017/06/07投稿

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3行まとめ

インド、西ベンガル州からAgrocybe pediadesなど5種を報告した。
これらの種はいずれも文献調査の結果、西ベンガル州新産種であることが判明した。
各種について記載文、写真、スケッチなどを掲載した。

(西ベンガル州新産種)

Agrocybe pediades (Fr.) Fayod
ハタケキノコ
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【よく似た種との区別】
Marasmius oreades(シバフタケ)
本種と異なり襞がクリーム色
本種と異なり襞の間隔が僅かに疎
本種と異なり担子胞子が白色
Psilocybe coronilla
本種と異なり襞が帯紫色
本種と異なりつばが”striate-edged”である
本種と異なり担子胞子が紫褐色
Panaeolus foenisecii(ヒメシバフタケ)
本種と異なり傘が暗褐色
本種と異なり襞が暗色斑点状
本種と異なり担子胞子が暗褐色

(西ベンガル州新産種)

Calocybella swetha K. N. A. Raj & Manim.
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【よく似た種との区別】
Calocybella pudica
傘に中丘を有する
担子胞子のサイズがやや類似している
担子胞子が非アミロイド
担子胞子が酢酸カーミン染色性
側シスチジアを欠く
縁シスチジアを欠く
菌糸にクランプを有する
本種と異なり傘が白色ではなく橙色~帯褐橙色
本種と異なり柄が白色ではなく帯黄色
本種と異なり柄表面が微粉状ではなく繊維状条線を有する
本種と異なり柄が中空ではなく中実
本種と異なり肉が傷つくと赤変する
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2-4胞子性
本種と担子胞子の形状が異なる
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく疣状
本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被
Calocybella lohitha
本種と異なり子実体がキシメジ型ではなくモリノカレバタケ型
本種と異なり子実体が白色ではなく帯赤色
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく疣状
本種と異なり傘実質の菌糸が淡い帯赤褐色~栗色のプリズム状色素を伴う
本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被

(西ベンガル州新産種)

Cantharocybe virosa (Manim. & K.B. Vrinda) T.K.A. Kumar
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【よく似た種との区別】
Cantharocybe brunneovelutina
本種と異なり傘が帯灰褐色でない
Cantharocybe gruberi
本種と異なり傘が帯灰褐色でない

(西ベンガル州新産種)

Lepiota echinacea J.E. Lange
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【よく似た種との区別】
Lepiota aspera
本種と異なりつばが不明瞭な領域ではなく大型膜質
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジアを有する

(西ベンガル州新産種)

Oudemansiella canarii (Jungh.) Höhn.
ネッタイヌメリタケ
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