2015年10月8日 (仮訳)ブラジル、パライバ州産の新種Coprinellus arenicola Gomes, ARP. & Wartchow, F., 2014. Coprinellus arenicola, a new species from Paraíba, Brazil. Sydowia. Available at: http://www.sydowia.at/syd66-2/T8-Gomes.html [Accessed October 8, 2015]. 【R3-02266】2015/10/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、パライバ州において砂質土壌に発生した菌を検討し、Coprinellus arenicolaとして新種記載した。 本種は傘表皮が子実層状被で傘シスチジアを欠き、被膜を有することなどからDomestici節に含まれた。 本種は傘が淡色~黄褐色、側シスチジアを欠き、被膜が細い菌糸からなることなどで特徴づけられた。 Brazil, Paraíba, João Pessoa, FLONA Restinga de Cabedelo (新種) Coprinellus arenicola Wartchow & A. R. Gomes 語源…砂地に生息する 【よく似た種との区別】 Coprinellus deminutus 傘表面の被膜の名残の形態が類似している 本種より傘の直径がずっと小さい 本種と異なり担子胞子が扁平でない 本種と異なり被膜が細長い菌糸ではなく、円筒状紡錘形~様々に膨大した細胞と、棍棒状小嚢形~円筒形の末端細胞からなる Coprinellus domesticus(コキララタケ) 傘表面の被膜の名残の形態が類似している 本種より子実体がしっかりとしている 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形、心形、三角形などでなはなく楕円形~類円筒形 Coprinellus ramosocystidiatus 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が淡ベージュ色~黄褐色ではなく淡色 本種と異なり担子胞子が楕円形、心形、三角形などでない Coprinellus angulatus(ヤケノヒトヨタケ) 担子胞子が扁平 本種と異なり傘シスチジアを有する Coprinellus doverii 担子胞子が扁平 本種と異なり傘シスチジアを有する Coprinellus mitrinodulisporus 担子胞子が扁平 本種と異なり傘シスチジアを有する Coprinopsis patouillardii 担子胞子が扁平 本種と異なり傘表面の被膜の名残が粉状 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり側シスチジアを有する 本種と異なり被膜が細長い菌糸ではなく球形の細胞からなる Coprinus carbonicola 本種と異なりブラジルではなくアルゼンチンに分布する 本種と異なり傘が淡ベージュ色~黄褐色ではなく濃黄褐色~さび色 本種と異なり被膜が細長い菌糸からなるのではなく、しばしば便腹形でのちに紡錘状の要素を含む