2017年12月19日 （仮訳）イタリア、フリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州産の新種、Coprinopsis aesontiensis Melzer, A., Ferisin, G. & Dovana, F. 2016. Coprinopsis aesontiensis, a new species found in Friuli Venezia Giulia, Italy. Micologia e Vegetazione Mediterranea. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Francesco_Dovana/publication/320237990_COPRINOPSIS_AESONTIENSIS_a_new_SpecieS_found_in_friuli_Venezia_Giulia_italy/links/59d6b5fb458515db19c501af/COPRINOPSIS-AESONTIENSIS-a-new-SpecieS-found-in-friuli-Venezia-Giulia-italy.pdf [Accessed December 19, 2017]. 【R3-04680】2017/12/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ イタリア、フリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州において埋もれ木から発生した菌を検討し、Coprinopsis aesontiensisとして新種記載した。 本種は子実体が比較的しっかりとしており液化せず、傘が淡灰色で、側シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。 本種はITS+nrLSUに基づく分子系統解析で液化せず、被膜が発達し、側シスチジアを欠くか稀であることなどで特徴づけられるcanocepsサブクレードに含まれた。 Farra d’Isonzo, Gorizia, close to the levee of Isonzo River （新種） Coprinopsis aesontiensis A. Melzer, G. Ferisin & F. Dovana 語源…イゾンツォ（川）産の 【よく似た種との区別】 Coprinopsis udicola ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁（同じcanocepsクレードに含まれる） 本種と異なり材に生じるという特徴を欠く 本種と異なり子実体が叢生する 本種と異なり子実体がしっかりとしているのではなく脆い 本種と異なり傘表面に条線を有する 本種と異なり被膜が豊富ではなく乏しい 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種より担子胞子が暗色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coprinopsis submicrospora ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁（同じcanocepsクレードに含まれる） 本種と異なり湿った場所ではなく開けた場所に生息する 本種と異なり傘が淡灰色ではなく褐色 本種と異なり被膜が豊富ではなく非常に乏しい 本種と異なり担子胞子に発芽孔を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coprinopsis canoceps ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁（同じcanocepsクレードに含まれる） 本種と異なり材上ではなく地上に発生する 本種と異なり傘が淡灰色ではなく様々な色調の褐色 本種と異なり襞が顕著に幅狭い 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種より担子胞子がずっと淡色 本種と異なり側シスチジアを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coprinopsis pannucioides 子実体が材上生 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁（同じcanocepsクレードに含まれる） 本種と異なり子実体が叢生する 本種と異なり傘が淡灰色ではなく帯赤褐色～褐色 本種と異なり被膜が間もなく消失する 本種と異なり側シスチジアを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coprinopsis lotinae 傘が灰色 傘表面に白色鱗片状の被膜を伴う 襞が液化しない 側シスチジアを欠く 本種と異なり傘が初め鐘形でのちに円錐形または截断状円錐形になるのではなく細長い円錐状 本種と異なり傘表面に半透明条線を有する 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種より担子胞子が暗色