(仮訳)ベトナム南部産のアンモニア菌の新種、Coprinopsis neocinerea
Nguyen, PT. et al. 2019. Coprinopsis neocinerea sp. nov., an ammonia fungus from Southern Vietnam. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1340354019300294 [Accessed August 6, 2021] 【R3-08664】2021/8/6投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ベトナム、ラムドン省の混交林で採集されたリター層土壌の尿素施与により子実体形成した菌をCoprinopsis neocinereaとして新種記載した。
本種はベトナムから報告された3番目のアンモニア菌(腐生性としては2番目)であった。
本種はC. cinereaクレードに含まれ、当該種とは担子胞子の色や形状などが異なっていた。
Vietnam, Lam Dong Province, Bidoup Nui Ba National Park

(新種)

Coprinopsis neocinerea P.T. Nguyen, T. Fukiharu & K. Shimizu
語源…新しいCoprinopsis cinerea
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Coprinopsis cinerea(ウシグソヒトヨタケ)
生態的に類似している
形態的に類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じC. cinereaクレードに含まれる)
本種と異なりベトナムではなくハンガリーなどに分布する
本種より担子胞子が顕微鏡下で濃い褐色
本種と異なり担子胞子が側面観で三角形であり、背側が隆起して瘤状であるという特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される