(仮訳)オオアオコメツキの新種の病原菌、Cordyceps campsosterna
Zhang, WM. et al., 2004. Cordyceps campsosterna, a new pathogen of Campsosternus auratus. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/17-14.pdf [Accessed March 22, 2022] 【R3-09346】2022/3/22投稿

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3行まとめ

中国広東省の広葉樹林においてオオアオコメツキの成虫および若虫に生じた菌を検討し、Cordyceps campsosternaとして新種記載した。
本種は子座が帯緑黄色で長い仮根を有し、子嚢殻が埋生し、子嚢胞子が糸状多隔壁で断片化し、アナモルフがMetarhizium属であることなどで特徴づけられた。
本種は同一昆虫の成虫と若虫に同時に感染して子座を生じる初のCordyceps属菌の例となった。
中国広東省恵州市古田自然保護区

(新種)

Cordyceps campsosterna W.M. Zhang & T.H. Li
語源…オオアオコメツキ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cordyceps brittlebankisoides
中国に分布する
子座のサイズが非常に類似している
子座の色が非常に類似している
子座の形状が非常に類似している
本種と異なり子座の不稔部が先細りである
本種と異なり仮根が類白色
本種より二次子嚢胞子のサイズが大きい
Cordyceps novoguineensis(ニューギニアムシタケ)
昆虫寄生菌である
子座の外観が類似している
本種と異なりコメツキムシ科ではなくハエ目昆虫などを宿主とする
本種と異なり子嚢殻が垂直に埋生するのではなく斜埋生する
本種より子嚢殻のサイズが大きい
Cordyceps paradoxa
昆虫寄生菌である
子座の外観が類似している
本種と異なりコメツキムシ科昆虫ではなくセミなどを宿主とする
本種と異なり仮根が類白色
本種より二次子嚢胞子のサイズが大きい