2013年12月18日 (仮訳)チリ南部の温帯雨林で見出された複数のアナモルフを持つ新種、Cordyceps cuncunae Palfner, G., 2012. Cordyceps cuncunae (Ascomycota, Hypocreales), a new pleoanamorphic species from temperate rainforest in southern Chile. Mycological …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-011-0784-8 [Accessed December 18, 2013]. 【R3-00158】2013/12/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チリ南部のバルディビアの温帯雨林において見出された、未同定のコウモリガ科の幼生に寄生する菌をCordyceps cuncunaeとして新種記載した。 本種は培養下で、Lecanicillium型のアナモルフのほか、円柱形で頂部に黄褐色の分生子塊を持つ特徴的な大分生子柄を形成した。 本種はチリ固有のCordyceps属菌として初の記録となった。 Chile, Panguipulli, San Pablo de Tregua (新種) Cordyceps cuncunae Palfner 語源…チリの先住民の言葉で「芋虫」 【よく似た種との区別】 Cordyceps gracilis コウモリガ科の昆虫の幼生を宿主とする 子座が頭状 “receptacle”が類円形 子嚢殻のサイズが約800 μm 殻皮が柵状 本種より子座のサイズが小さい 本種より子座が濃色 本種に特徴的な、円柱形で頂部に黄褐色の分生子塊を持つ大分生子柄を形成しない 本種と異なり培養下で2種類のアナモルフを形成することがなく、Paraisaria属のみが知られている Cordyceps militaris(サナギタケ) 本種と同じLecanicillium型のアナモルフを持つ ITS領域に基づく分子系統解析でごく近縁 本種に特徴的な、円柱形で頂部に黄褐色の分生子塊を持つ大分生子柄を形成しない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される