(仮訳)エクアドルにおいて水中に沈んだ腐朽葉から分離された新属新種Coronosporidium ecuadorianum
Sosa, D. et al., 2019. Coronosporidium ecuadorianum gen. & sp. nov. from submerged decaying leaf from Ecuador. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2019/00000134/00000001/art00003 [Accessed April 3, 2019] 【R3-06095】2019/4/3投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

エクアドルの小川で採集された水生菌の一種を検討し、新属新種Coronosporidium ecuadorianumとして記載した。
本種は分生子形成細胞が多出芽型でシンポジオ状に伸長し、分生子離脱が破裂的で、分生子が星形胞子で1隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種は形態的に類似する種とは分生子形成細胞の伸長様式、分生子形成部位の襟の痕跡、分生子の形状や隔壁などが異なっていた。
Ecuador, Azuay province, La Aurora

(新種)

Coronosporidium ecuadorianum R.F. Castañeda, Quevedo & D. Sosa
語源…(属名)冠の胞子(分生子の形状から)/(種小名)エクアドルの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Coronospora dendrocalami
分生子形成細胞が多出芽型
分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長する
分生子の形状が類似している
本種と異なり分生子形成細胞に僅かにメラニン化した分生子形成部位を有する
本種と異なり分生子離脱が破裂的でない
本種と異なり分生子基部に円筒形のフリルを伴うという特徴を欠く
Anacoronospora diversiseptata
分生子の形状が類似している
本種と異なり分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長するのではなく貫生伸長するか時にシンポジオ状に伸長する
本種と異なり分生子形成細胞に強くメラニン化した分生子形成部位を有する
本種と異なり分生子に真の隔壁および異隔壁を有する
Henicospora amazonensis
分生子離脱が破裂的
分生子の形状が類似している
本種と異なり分生子形成細胞が多出芽型ではなく単出芽型
本種と異なり分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長するのではなく有限生長である
Henicospora coronata
分生子離脱が破裂的
分生子の形状が類似している
本種と異なり分生子形成細胞が多出芽型ではなく単出芽型
本種と異なり分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長するのではなく有限生長である
本種と異なり分生子形成部位に微小な襟の痕跡を欠く
Matsushimiella paraensis
分生子離脱が破裂的
分生子形成部位に微小な襟の痕跡を有する
本種と異なり分生子が広洋梨形、広洋独楽形、王冠状ではなく楕円形、倒卵系、長卵状、または長楕円形である
本種と異なり分生子に腕を欠く
本種と異なり分生子に異隔壁を有する
Matsushimiella queenslandica
分生子離脱が破裂的
分生子形成部位に微小な襟の痕跡を有する
本種と異なり分生子が広洋梨形、広洋独楽形、王冠状ではなく楕円形、倒卵系、長卵状、または長楕円形である
本種と異なり分生子に腕を欠く
本種と異なり分生子に異隔壁を有する