(仮訳)針葉樹と関係を持ち暗色に変色するツバフウセンタケ亜属の新種Cortinarius badiolaevis
Niskanen, T. et al., 2011, Cortinarius badiolaevis, a new conifer-associated, darkening species in the subgenus Telamonia (Basidiomycota, Agaricales). Mycological Progress. …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-010-0680-7 [Accessed November 23, 2014].
【R3-01309】2014/11/23投稿

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3行まとめ

スウェーデンおよびスペインで見出されたフウセンタケ属菌を、形態学的検討および分子系統解析に基づきCortinarius badiolaevisとして新種記載した。
本種は傘が暗褐色で肉が淡色、外被膜が不明瞭で、乾燥すると暗色になり、担子胞子が小型の扁桃形であることなどで特徴づけられた。
ITS領域に基づく分子系統解析では、本種はいかなる既知の節のクレードにも含まれず、ごく近縁な姉妹種も有さなかった。
Sweden, Upland, Närke commune, Lillkyrka parish, Ekebergsbrottet

(新種)

Cortinarius badiolaevis Niskanen, Liimat., Mahiques, Ballarà, Kytöv
語源…帯赤褐色で平滑の(傘の色と表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cortinarius uraceus
形態的に類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius malachius
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius sordidemaculatus
本種と異なりBovini節 (p.p.) に含まれる
本種と異なり明瞭な被膜を有する
本種より担子胞子の幅が広い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius neofurvolaesus
本種と異なりBovini節 (p.p.) に含まれる
本種と異なり明瞭な被膜を有する
本種より担子胞子の幅が広い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius biformis
本種より傘が淡色
本種より襞が淡色
本種と異なり柄が青色を帯びることがある
本種より乾燥後の子実体が淡色
 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(Firmiores節クレードに含まれる)