(仮訳)誤解された種、Cryptothecia aleurodes
Borgato, L. & Ertz, D. 2020. Cryptothecia aleurodes (Arthoniaceae), a misunderstood species. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.449.1.9 [Accessed June 29, 2020] 【R3-07454】2020/6/29投稿

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3行まとめ

熱帯性の地衣の一種、Cryptothecia aleurodesはノルスチクチン酸を含むとされていたが、標本の再検討の結果、それを欠き、主要な地衣成分がジロホール酸であることが明らかになった。
文献情報は矛盾しているが、タイプ標本およびマルティニーク産のよく似た標本を検討したところ、本種の地衣体はC+赤色でK陰性であった。
本種の分布はカリブ海の熱帯域に限られ、セイシェルおよびタイからの報告は誤同定によるものであり、インドからの報告も疑わしいと考えられた。

(その他掲載種)

Cryptothecia aleurodes (Nyl.) Makhija & Patw.
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