(仮訳)韓国産の新種、Cryptothecia austrocoreana
Woo, J-J. et al., 2017. Cryptothecia austrocoreana (Arthoniales, Arthoniaceae), a New Species from South Korea. Mycobiology. Available at: https://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.5941/MYCO.2017.45.4.338&code=0184MB&vmode=FULL [Accessed January 30, 2018].
【R3-04804】2018/1/29投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

韓国全羅南道においてイヌシデおよびアワブキの樹皮に生じた地衣の一種を検討し、Cryptothecia austrocoreanaとして新種記載した。
本種は子嚢胞子が石垣状で、地衣成分としてアトラノリン、クロロアトラノリン、およびバルバチン酸を含むことなどで特徴づけられた。
本種はmtSSUおよびRPB2に基づく分子系統解析でarthonioidクレードに含まれた。
韓国全羅南道順天市仙岩寺

(新種)

Cryptothecia austrocoreana J.-J. Woo, L. Lőkös, E. Farkas & J.-S. Hur
語源…韓国南部の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cryptothecia albata
地衣成分としてバルバチン酸を含む
本種と異なり子嚢が(4)6-8胞子性ではなく8胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が縦8-11×横3-4ではなく縦7-8×横1-3
本種と異なり地衣成分としてジバリカト酸および未知成分を含む
本種と異なり地衣成分としてアトラノリン、クロロアトラノリンを含まない
Cryptothecia albomaculatella
地衣成分としてバルバチン酸を含む
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてオブツサト酸を含む
本種と異なり地衣成分としてアトラノリン、クロロアトラノリンを含まない
Cryptothecia aleurina
地衣成分としてバルバチン酸を含む
本種と異なり子嚢が(4)6-8胞子性ではなく8胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり地衣成分として未知成分を含む
本種と異なり地衣成分としてアトラノリン、クロロアトラノリンを含まない
Cryptothecia caesioalba
地衣成分としてバルバチン酸を含む
本種と異なり子嚢が(4)6-8胞子性ではなく6-8胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてコンフルエンチン酸を含む
本種と異なり地衣成分としてアトラノリン、クロロアトラノリンを含まない
Cryptothecia fuscopunctata
地衣成分としてアトラノリン、バルバチン酸を含む
本種より地衣体がずっと厚い
本種と異なり子嚢が(4)6-8胞子性ではなく(2)4-8胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が縦8-11×横3-4ではなく縦8-10×横3-5
本種と異なり地衣成分としてクロロアトラノリンを含まない
Cryptothecia lunulata
地衣成分としてバルバチン酸を含む
本種と異なり子嚢が(4)6-8胞子性ではなく8胞子性
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり地衣成分として未知成分を含む
本種と異なり地衣成分としてアトラノリン、クロロアトラノリンを含まない