(仮訳)プレオスポラ科の新種、Curvularia mosaddeghii
Heidari K., Mehrabi-Koushki, M. & Farokhinejad, R, 2018. Curvularia mosaddeghii sp. nov., a novel species from the family Pleosporaceae. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/MYCOSPHERE_9_4_2-1.pdf [Accessed July 8, 2018].
【R3-05289】2018/7/9投稿

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3行まとめ

イランのフーゼスターン州、アフヴァーズにおいてフトモモ属およびササゲ属植物から分離された菌を検討し、Curvularia mosaddeghiiとして新種記載した。
本種は分生子の幅が狭く、同じく幅の狭いへそを有することなどで特徴づけられた。
本種はITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。
Iran, Khuzestan Province, Ahvaz

(新種)

Curvularia mosaddeghii M. Mehrabi-Koushki & R. Farokhinejad
語源…S. Saeed Mosaddegh教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Curvularia hominis
ITS+GPDH+EF1αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイランではなく米国、タイなどに分布する
本種と異なりフトモモ属およびササゲ属植物ではなくホソムギなどを宿主とする
本種と異なりヒトの組織から分離された例がある
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の異隔壁の数が主に3なのではなく3-4
本種より分生子のへその幅が広い
ITS+GPDH+EF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Curvularia muehlenbeckiae
ITS+GPDH+EF1αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイランではなく日本、米国などに分布する
本種と異なりフトモモ属およびササゲ属植物ではなくモロコシ、Muehlenbeckia属植物などを宿主とする
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の異隔壁の数が主に3なのではなく3-4
本種より分生子のへその幅が広い
ITS+GPDH+EF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Curvularia pisi
ITS+GPDH+EF1αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイランではなくカナダなどに分布する
本種と異なりフトモモ属およびササゲ属植物ではなくエンドウなどを宿主とする
本種と異なり葉や根ではなく種子から分離される
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の異隔壁の数が主に3なのではなく3-4
本種より分生子のへその幅が広い
ITS+GPDH+EF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される