(仮訳)リグノセルロース基質から分離されたキシリトール産生性酵母の新種、Cyberlindnera xylosilytica
Cadete, RM. et al., 2015. Cyberlindnera xylosilytica sp. nov., a xylitol-producing yeast species isolated from lignocellulosic materials. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.000363 [Accessed June 27, 2020] 【R3-07449】2020/6/27投稿

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3行まとめ

ブラジル、米国、および台湾においてリグノセルロース基質などから分離された酵母の一種を検討し、Cyberlindnera xylosilyticaとして新種記載した。
本種はキシリトール産生能を有しており、5菌株を用いてその産生能を評価したところ、高い収率と生産性が認められた一方、エタノール産生は乏しかった。
本種は同属の3種に系統的に近縁であったが、スクロースの発酵能とN-アセチル-D-グルコサミンの資化能を有する点が異なっていた。
Waterloo, South Carolina, USA

(新種)

Cyberlindnera xylosilytica R.M. Cadete, C.F. Lee, Kurtzman, Zilli, M.J.S. Vital, Lachance & C.A. Rosa
語源…キシロース分解性の
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【よく似た種との区別】
Cyberlindnera japonica
生理学的形質が類似している
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロースを発酵不能
本種と異なりN-アセチル-D-グルコサミンを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cyberlindnera maesa
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロースを発酵不能
本種と異なりN-アセチル-D-グルコサミンを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cyberlindnera easanensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロースを発酵不能
本種と異なりN-アセチル-D-グルコサミンを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される