(仮訳)新属Cystotrichiopsis:パキスタンへの分生子果不完全菌の追加
Abbas, SQ., Sutton, BC. & Ggaffar, A. 2001. Cystotrichiopsis Abbas, Sutton & Ghaffar gen.nov., an addition to coelomycetes from Pakistan. Pakistan Journal of Botany. Available at: https://www.pakbs.org/pjbot/PDFs/33(4)/PJB33(4)04.pdf [Accessed October 2, 2022] 【R3-09930】2022/10/2投稿

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3行まとめ

パキスタンにおいてSalvadora oleoidesの枝に発生した分生子果不完全菌の一種を検討し、新属新種Cystotrichiopsis salvadoraeとして記載した。
本属はCystotricha属に最も近縁であったが、分生子果の孔口の有無、小室の数、側糸の有無、分生子柄および分生子形成細胞の形態、分生子の隔壁数などが異なっていた。
また、本属はXeroconiumSphaeropsisAmerosporium属にもいくぶん類似していたが、形態的に異なっていた。
Karachi, Pakistan

(新種)

Cystotrichiopsis salvadorae Abbas, B. Sutton & Ghaffar
語源…(属名)Cystotricha属のような/(種小名)Salvadora属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Xeroconium boreale
材生息菌である
分生子果が”eustromatic”である
分生子形成細胞が”entrogenous”かつ”progressive”である
分生子形成細胞が瓶形
分生子が無隔壁である
分生子果が小型薄壁の細胞の多角菌組織からなる
本種と異なりパキスタンではなくフィンランドなどに分布する
本種と異なり分生子柄を欠く
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が紡錘形~円筒形ではなく卵形
本種と異なり側糸を欠く