(仮訳)放浪性クボミゴケ属地衣を宿主とする地衣生菌の新種、Dacampia rubra
Halici, MG., Candan, M. & Calatayud, V., 2009. Dacampia rubra sp. nov. (Ascomycota, Dacampiaceae), a lichenicolous fungus on vagrant Aspicilia species. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000108/00000001/art00032 [Accessed June 20, 2017].
【R3-04132】2017/06/20投稿

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3行まとめ

トルコおよびロシアにおいてクボミゴケ属地衣に発生した地衣生菌の一種を検討し、Dacampia rubraとして新種記載した。
本種は本属初のクボミゴケ属地衣を宿主とする種であり、孔口周囲の組織が橙赤色であることなどで特徴づけられた。
Phoma属類似の分生子果が見出されたが、本種のアナモルフなのか別の菌なのかは定かでなかった。
Turkey, Malatya, Darende, East of Darende

(新種)

Dacampia rubra Halici, Candan & Calat.
語源…赤色の(孔口周囲の組織の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Dacampia rhizocarpicola
地衣生菌である
子嚢が2-4胞子性
本種と異なりトルコおよびロシアではなくイギリスなどに分布する
本種と異なりRhizocarpon obscuratumなどを宿主とする
本種と異なり子嚢果が単生するという特徴を欠く
本種と異なり子嚢果の孔口周囲に橙赤色に染まった領域を持つという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子が暗褐色ではなく濃い黄金褐色
Dacampia hookeri
子嚢胞子のサイズが類似している
本種と異なり地衣化している
本種と異なり子嚢が(2-)4胞子性ではなく8胞子性