(仮訳)遺伝子データによりイベリア半島北東部、カディ・ムシェロ自然公園におけるCortinarius puellarisの存在が明らかになった
Ballarà, J., Mahiques, R. & Garrido-Benavent, I. 2017. Dades genètiques confirmen la presència de Cortinarius puellaris (Cortinariaceae, Agaricales) al Parc Natural del Cadí-Moixeró (NE Península Ibèrica). Butlletí Societat Micològica Valenciana. Available at: http://www.somival.org/b22/dades.pdf [Accessed March 9, 2019] 【R3-06019】2019/3/9投稿

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3行まとめ

スペイン、カディ・ムシェロ自然公園からCortinarius puellarisを報告した。
本種はイベリア半島新産種として報告され、本種との同定はITS配列により裏付けられた。
本種はおそらくコナラ属またはハシバミ属植物と関係を持っているとみられた。

(イベリア半島新産種)

Cortinarius puellaris Brandrud, Bendiksen & Dima
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【よく似た種との区別】
Cortinarius subpuellaris
ヨーロッパに分布する
子実体がケコガサタケ型
担子胞子表面の装飾が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius decipiens(ヤマガタニセフウセンタケ)
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘が濃色
本種と異なり襞がベージュ色ではなく帯灰色
本種と異なり担子胞子表面が顕著な”crostoses”でない
Cortinarius casimiri
本種より子実体全体のサイズが大きい
本種より子実体が褐色を帯びる
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が小疣状
Cortinarius vernus
担子胞子表面がほぼ”crostoses”である
本種より子実体のサイズが大きい
本種より子実体がずっと暗色
本種より担子胞子のサイズが小さい