2019年8月23日 (仮訳)形態および分子の証拠に基づき記載された中国熱帯域産の新種、Daedaleopsis hainanensis Li, H-J. et al., 2016. Daedaleopsis hainanensis sp. nov. (Polyporaceae, Basidiomycota) from tropical China based on morphological and molecular evidence. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.275.3.7 [Accessed August 23, 2019] 【R3-06521】2019/8/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省で採集された白色腐朽菌の一種を検討し、Daedaleopsis hainanensisとして新種記載した。 本種は子実体が一年生で半円形無柄、傘が帯黄褐色で孔口面がばら色~桃色、孔口が円形であることなどで特徴づけられた。 顕微鏡的には、本種は担子胞子がソーセージ形~円筒形で樹枝状糸状体およびハイファルペグを有することなどで特徴づけられた。 中国海南省楽東リー族自治県尖峰嶺国家級自然保護区 (新種) Daedaleopsis hainanensis Hai J. Li & S.H. He 語源…海南産の 【よく似た種との区別】 Daedaleopsis confragosa(チャミダレアミタケ) 中国に分布する ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり熱帯ではなくほとんどの場合温帯に分布する 本種と異なりベルギーにおける分布が知られている 本種より孔口のサイズが大きい 本種より孔口が不規則形である ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Daedaleopsis purpurea(ミイロアミタケ) 中国に分布する ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本における分布が知られている 本種と異なり傘が帯黄褐色ではなくいくぶん赤みを帯びる ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Daedaleopsis tricolor(チャカイガラタケ) 中国に分布する ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯黄褐色ではなくいくぶん赤みを帯びる ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Daedaleopsis sinensis 中国に分布する ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり海南省ではなく中国北東部などに分布する 本種より子実体が厚い 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり管孔がクリーム色~淡黄褐色 本種と異なり孔口が円形ではなく角形 本種と異なり孔壁が成熟時通常強く裂ける 本種と異なり肉がクリーム色~淡黄褐色 ITS+nrLSU+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される