(仮訳)トウモロコシの根腐病および根頭腐敗病を引き起こすディアポルテ科菌類
Lamprecht, SC. et al., 2011. Diaporthaceae associated with root and crown rot of maize. IMA Fungus. …. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3317362/ [Accessed February 23, 2015].
【R3-01584】2015/02/23投稿

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3行まとめ

南アフリカにおいてトウモロコシの罹病根から分離された分生子果不完全菌を検討し、形態に基づきStenocarpella macrosporaなど3種を同定した。
接種試験の結果、Phaeocytostroma ambiguumが病原性を有することが示されたが、ポジティブコントロールのS. maydisより病原力が弱かった。
分子系統解析により両属がディアポルテ科に属しPhomopsis属に近縁であること、本科が多系統群であることが支持されないこと、分生子の着色の有無が科レベルの分類に有用でないことなどが示された。
South Africa, KwaZulu-Natal, Winterton, Gourton farm

(その他掲載種)

Phaeocytostroma ambiguum (Mont.) Petr.
※本種のエピタイプを指定した。
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(その他掲載種)

Stenocarpella maydis (Berk.) B. Sutton
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【よく似た種との区別】
Stenocarpella macrospora
同所的に分布する(南アフリカ)
トウモロコシを宿主とする
宿主の根に病害を起こす
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Stenocarpella macrospora (Earle) B. Sutton
※本種から初めてβ分生子を報告した。
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【よく似た種との区別】
Stenocarpella maydis
同所的に分布する(南アフリカ)
トウモロコシを宿主とする
宿主の根に病害を起こす
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される