(仮訳)タイ、チエンラーイ県においてMagnolia champaca果実に発生した、顕著なカラレットを有する新種Diaporthe collariana
Perera, RH. et al., 2018. Diaporthe collariana sp. nov., with prominent collarettes associated with Magnolia champaca fruits in Thailand. Studies in Fungi. Available at: http://doi.org/10.5943/sif/3/1/16 [Accessed December 29, 2018] 【R3-05809】2018/12/29投稿

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3行まとめ

タイにおいてMagnolia champacaの果実に生じた菌を検討し、Diaporthe collarianaとして新種記載した。
本種は分生子形成様式に顕著なフレア状のカラレットを有し、α分生子およびβ分生子を有することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でD. subclavataおよびD. micheliaeに近縁であったが、分生子柄の形態、α分生子のサイズ、β分生子の有無などが異なっていた。
Thailand, Chiang Rai, Mae Fah Luang University

(新種)

Diaporthe collariana R.H. Perera & K.D. Hyde
語源…襟の(分生子形成細胞の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Diaporthe subclavata
ITS+TEF1+TUB+CALに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりタイではなく中国などに分布する
本種と異なりMagnolia champacaではなくウンシュウミカンなどを宿主とする
本種と異なり分生子形成細胞に顕著なカラレットを有するという特徴を欠く
本種よりα分生子のサイズが大きい
本種と異なりα分生子が楕円形~長楕円形ではなく紡錘形~棍棒形
本種と異なりβ分生子を形成しない
ITS+TEF1+TUB+CALに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Diaporthe micheliae
同じMagnolia champacaを宿主とする
ITS+TEF1+TUB+CALに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりタイではなく中国などに分布する
本種と異なりCitrus maximaが宿主として知られている
本種と異なり宿主の葉に斑点病を引き起こす
本種と異なり分生子柄が分枝する
本種と異なり分生子形成細胞に顕著なカラレットを有するという特徴を欠く
本種よりα分生子のサイズが小さい
ITS+TEF1+TUB+CALに基づく分子系統解析で明瞭に区別される