(仮訳)バラ科植物を宿主とするDiaporthe属菌および新種D. pyracanthaeD. malorumの記載
Santos, L. et al., 2017. Diaporthe species on Rosaceae with descriptions of D. pyracanthae sp. nov. and D. malorum sp. nov.. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_8_5_2-1.pdf [Accessed February 23, 2017].
【R3-03877】2017/03/27投稿

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3行まとめ

ポルトガルにおいて見出されたDiaporthe属菌を検討し、D. pyracanthaeおよびD. malorumの2新種を記載した。
前者はPyracantha coccineaの枝、後者はリンゴの果実にそれぞれ病害を引き起こし、接種試験でも病原性が示された。
バラ科植物に関連する全てのDiaporthe属菌の学名について分類学的再検討を行った
Portugal, Aveiro

(新種)

Diaporthe pyracanthae L. Santos & A. Alves
語源…トキワサンザシ属の
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【よく似た種との区別】
Diaporthe leucospermi
病原性が類似している
分生子のサイズが類似している
ITS+EF1-α+TUB+HIS+CALに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりポルトガルではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なりPyracantha coccineaではなくLeucospermum属植物などを宿主とする
ITS+EF1-α+TUB+HIS+CALに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITS 3塩基、EF1-α 1塩基、TUB 8塩基、HIS 2塩基の差異)
Portugal, Felgueiras

(新種)

Diaporthe malorum L. Santos & A. Alves
語源…リンゴ属の
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【よく似た種との区別】
Diaporthe passiflorae
ITS+EF1-α+TUB+HIS+CALに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりポルトガルではなく南米などに分布する
本種と異なりリンゴではなくパッションフルーツなどを宿主とする
ITS+EF1-α+TUB+HIS+CALに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITS 5塩基、EF1-α 21塩基、TUB 12塩基、HIS 10塩基、CAL 13塩基の差異)

(その他掲載種)

Diaporthe eres Nitschke
※ロシアにおいて本種をスミミザクラから初めて報告した。
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(その他掲載種)

Diaporthe foeniculacea Niessl
※ポルトガルにおいて本種をリンゴから初めて報告した。
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