(仮訳)台湾産の新種、Dictyochaeta multifimbriata
Kirschner, R. & Chen, C-J. 2002. Dictyochaeta multifimbriata, a new species from Taiwan. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-006-0026-7 [Accessed July 17, 2022] 【R3-09699】2022/7/17投稿

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3行まとめ

台湾高雄市において地上の枯枝に生じた菌を検討し、Dictyochaeta multifimbriataとして新種記載した。
本種は分生子柄が単生し、分生子が腎臓形で隔壁を欠き、両端に小剛毛を有することなどで特徴づけられた。
本種は分生子に複数の小剛毛を有する類縁種とは分生子のサイズや形状、小剛毛の数などが異なっていた。
台湾高雄市出雲山林道

(新種)

Dictyochaeta multifimbriata R. Kirschner & Chee J. Chen
語源…複数の糸の(分生子の小剛毛から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Codinaea elegantissima
分生子に複数の小剛毛を有する
本種と異なり分生子柄が分枝する
本種と異なり分生子の小剛毛が2つに分かれる
Dictyochaeta fimbriaspora
分生子に複数の小剛毛を有する
本種と異なり分生子が広楕円形
本種と異なり分生子頂部に1つ、基部にフリンジ状の小剛毛を有する
Dictyochaeta multisetula
分生子に複数の小剛毛を有する
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が不規則な楕円形
本種より分生子の小剛毛の数が少ない