2018年5月31日 (仮訳)中国武夷山産の新種、Dictyosporium wuyiense Zhang, Y., Cai, CS. & Zhao,G. 2017. Dictyosporium wuyiense sp. Nov. from Wuyi Mountain China. Phytotaxa. Available at: https://doi.org/10.11646/phytotaxa.314.2.6 [Accessed May 31, 2018]. 【R3-05173】2018/5/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国福建省武夷山においてタイの枯枝に発生したアナモルフ菌の一種を検討し、Dictyosporium wuyienseとして新種記載した。 本種は分生子に2型を有し、それらはほとんどの場合5列の細胞からなり、頂部の無色の付属物に変異があることなどで特徴づけられた。 本種と同属他種の形質比較表を掲載した。 中国福建省武夷山国家級自然保護区桐木村 (新種) Dictyosporium wuyiense Y. Zhang & G.Z. Zhao 語源…武夷(山)産の 【よく似た種との区別】 Dictyosporium alatum 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく0-2 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium aquaticum 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5-6 本種と異なり分生子頂部の嚢状付属物の数が0-3ではなく5-6 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium araucariae 分生子が平らな形状である 分生子の細胞列の数が4–(5)–6 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の個々の細胞列が3-6細胞からなる 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく4-(5)-6 Dictyosporium bulbosum 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5(–6) 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく1-2 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium canisporum 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく4-5 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく2 Dictyosporium digitatum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種と異なり分生子頂部の嚢状付属物の数が6-8 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium elegans 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5 本種と異なり分生子に嚢状付属物を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium rhopalostylidis 分生子の形態が類似している 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5-6 本種と異なり分生子の中央3細胞列が突出するのではなくどの細胞列もほぼ同長である 本種と異なり分生子に嚢状付属物を欠く Dictyosporium strelitziae 分生子が平らな”cheiroid”である 分生子が5列の細胞列からなる 分生子の頂部細胞が突出する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種と異なり分生子に2型を有するという特徴を欠く 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく4-6 本種と異なり分生子の各列の頂部細胞がほぼ同長のことがあるという特徴を欠く 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく1-2 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium taishanense 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく(3–)5(–7) 本種と異なり分生子に嚢状付属物を欠く Dictyosporium thailandicum 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードAに含まれる) 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく0-2 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dictyosporium zeylanicum 分生子が平らな形状である 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく5 本種と異なり分生子に嚢状付属物を欠く Dictyosporium zhejiangense 分生子が平らな形状である 分生子の頂部細胞が突出する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の細胞列の数が4–(5)–6ではなく(4–)5 本種と異なり分生子の嚢状付属物の数が0-3ではなく1-3