2019年9月10日 (仮訳)トリコモナスカス科のリボフラビン産生性酵母の新属新種、Diddensiella caesifluorescens Péter, G. et al., 2012. Diddensiella caesifluorescens gen. nov., sp. nov., a riboflavin-producing yeast species of the family Trichomonascaceae. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.042895-0 [Accessed September 10, 2019] 【R3-06574】2019/9/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ハンガリーにおいて腐朽材から分離された酵母の一種を検討し、新属新種Diddensiella caesifluorescensとして記載した。 本種はヘテロタリックであり、液体培養でリボフラビンを産生した。 また、Candida属2種をDiddensiella属に移した。 Pilis Mountains, Hungary (新種) Diddensiella caesifluorescens G. Péter, Dlauchy & Kurtzman 語源…(属名)酵母分類学者のHarmanna Antonia Diddens博士に献名/(種小名)灰青色の蛍光の 【よく似た種との区別】 Diddensiella santjacobensis 腐朽材から分離される 炭素源の資化スペクトルが類似している D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハンガリーではなくチリおよびハワイなどに分布する 本種と異なり樹液から分離されることがある 本種と異なり2-ケト-D-グルコン酸を資化可能 本種と異なり10% NaCl添加培地で生育不能 D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diddensiella transvaalensis 炭素源の資化スペクトルが類似している D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハンガリーではなく南アフリカに分布する 本種と異なり腐朽材ではなくリターから分離される 本種と異なりガラクチトール、DL-乳酸、2-ケト-D-グルコン酸を資化可能 本種と異なり10% NaCl添加培地で生育不能 D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Diddensiella santjacobensis (C. Ramírez & A.E. González) G. Péter, Dlauchy & Kurtzman 旧名:Candida santjacobensis C. Ramírez & A.E. González 【よく似た種との区別】 Diddensiella caesifluorescens 腐朽材から分離される 炭素源の資化スペクトルが類似している D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチリおよびハワイなどではなくハンガリーに分布する 本種と異なり樹液から分離されることがあるという特徴を欠く 本種と異なり2-ケト-D-グルコン酸を資化不能 本種と異なり10% NaCl添加培地で生育可能 D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Diddensiella transvaalensis (Kurtzman) G. Péter, Dlauchy & Kurtzman 旧名:Candida transvaalensis Kurtzman 【よく似た種との区別】 Diddensiella caesifluorescens 炭素源の資化スペクトルが類似している D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり南アフリカではなくハンガリーに分布する 本種と異なりリターではなく腐朽材から分離される 本種と異なりガラクチトール、DL-乳酸、2-ケト-D-グルコン酸を資化不能 本種と異なり10% NaCl添加培地で生育可能 D1/D2+mtSSU+coxIIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される