(仮訳)タイ産の草本生不完全糸状菌の新種、Digitoramispora lageniformis
Somrithipol, S. & Gareth Jones, EB. 2003. Digitoramispora lageniformis sp. nov., a new graminicolous hyphomycete from Thailand. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/77/73202/Digitoramispora_lageniformis_sp_nov_a_new_graminicolous_hyphomycete_from_Thailand [Accessed November 18, 2021] 【R3-08974】2021/11/18投稿

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3行まとめ

タイ、カオヤイ国立公園において草本の枯稈に生じたアナモルフ菌の一種を検討し、Digitoramispora lageniformisとして新種記載した。
本種は本属基準種のD. caribensisとは分生子柄の貫生伸長の有無が異なるが、それを基に新属を立てるのは時期尚早と考えられた。
本種、D. caribensis、およびArachnophora excentricaの形質比較表を作成した。
Thailand, Khao Yai National Park

(新種)

Digitoramispora lageniformis Somrithipol & E.B.G. Jones
語源…瓶形の(分生子形成細胞の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Arachnophora excentrica
分生子柄が貫生伸長する
分生子柄のサイズの範囲が重なる
分生子が石垣状
本種と異なりタイではなくカナダなどに分布する
本種と異なり草本の枯茎ではなくヤマナラシ属樹木の樹皮などに生息する
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の中央の細胞が褐色、側部の細胞が無色~ほぼ無色なのではなく中央の細胞が帯黒褐色、側部の細胞が淡褐色
本種と異なり分生子の離脱様式が裂開性ではなく破裂的
Digitoramispora caribensis
熱帯域に分布する
草本の枯茎に生じる
分生子の離脱様式が裂開性
本種と異なりタイではなくキューバなどに分布する
本種より分生子柄のサイズが小さい
本種と異なり分生子柄が貫生伸長するのではなく伸長しないか不規則に貫生する
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の中央の細胞が褐色、側部の細胞が無色~ほぼ無色なのではなく中央の細胞が褐色~黒色、側部の細胞が無色~ほぼ無色