(仮訳)アルジェリアにおいて薬用植物Globularia alypumの根から分離された新属新種Batnamyces globulariicola由来のジケトピペラジン類
Noumeur, SR. et al., 2020. Diketopiperazines from Batnamyces globulariicola, gen. & sp. nov. (Chaetomiaceae), a fungus associated with roots of the medicinal plant Globularia alypum in Algeria. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11557-020-01581-9 [Accessed April 9, 2021] 【R3-08305】2021/4/9投稿

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3行まとめ

アルジェリア、バトナ県においてGlobularia alypumの健全根から分離された菌を検討し、新属新種Batnamyces globulariicolaとして記載した。
本種は一度しか分離されず、胞子形成誘導を試みたものの培養下で生殖構造を認めなかったが、分子系統解析で独自の系統を形成した。
本種からは未知の5つの誘導体を含む8種類のジケトピペラジン類が見出され、スペクトル分析により構造決定された。
Algeria, Batna, Ain Touta

(新種)

Batnamyces globulariicola Noumeur
語源…(属名)バトナ(地名)の菌/(種小名)Globularia属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Canariomyces spp.
菌糸体の形態が類似している
コロニーの形態が類似している
RPB2+TUB2+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり生殖構造を有する
RPB2+TUB2+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Stolonocarpus spp.
菌糸体の形態が類似している
コロニーの形態が類似している
RPB2+TUB2+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり生殖構造を有する
RPB2+TUB2+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Madurella spp.
RPB2+TUB2+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり生殖構造を有する
RPB2+TUB2+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される