(仮訳)チュニジアにおいて衰退するQuercus canariensisの木々に見出された新種、Diplodia quercivora
Linaldeddu, BT. et al., 2013. Diplodia quercivora sp. nov.: a new species of Diplodia found on declining Quercus canariensis trees in Tunisia. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3852/12-370?journalCode=umyc20 [Accessed August 25, 2019] 【R3-06527】2019/8/25投稿

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3行まとめ

チュニジアにおいてQuercus canariensisに生じた菌を検討し、Diplodia quercivoraとして新種記載した。
本種は同所的に分離されたD. corticolaとは分生子のサイズおよび形状により容易に区別された。
また、D. corticolaに2つの異なるクレードが含まれることを初めて示した。
Tunisia, Tabarka

(新種)

Diplodia quercivora B.T. Linaldeddu & A.J.L. Phillips
語源…コナラ属を食べる
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【よく似た種との区別】
Diplodia corticola
同所的に分布する(チュニジア)
同じコナラ属植物を宿主とする
宿主に潰瘍病、立ち枯れ病を引き起こす
ITS+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスペイン、イタリア、ポルトガル、米国における分布が知られている
本種より分生子が長い
本種と分生子の形状が異なる
本種と異なり分生子の隔壁数が成熟時1ではなく1-3
ITS+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される