2018年2月8日 (仮訳)ポーランド新産種、Disciseda verrucosa Tomaszewska, A., Łuszczyński, J. & Moreno, G., 2017. Disciseda verrucosa (Agaricomycetes, Basidiomycota) – a species new to Poland. Acta Mycologica. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/am/article/download/am.1101/7411 [Accessed February 8, 2018]. 【R3-04834】2018/2/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド南東部の好熱乾性草地において大型菌類の調査を実施し、ポーランド新産種としてDisciseda verrucosaを報告した。 本種はポーランド産の本属菌としては3種目となり、ウシノケグサ属、ハネガヤ属、イブキジャコウソウ属植物などの近傍に発生していた。 ポーランド産Disciseda属菌の形質比較表および検索表を掲載した。 (ポーランド新産種) Disciseda verrucosa G. Cunn. 【よく似た種との区別】 Disciseda bovista(ドングリタケ) ポーランドに分布する 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子表面が顕著な疣状 弾糸の幅の範囲が重なる 弾糸が無色、明るい黄色 弾糸の質が脆い 弾糸が波打つ 弾糸が厚壁 本種と異なり子実体が球形盤状で僅かに扁平なのではなく球形で稀に扁平 本種と異なり外皮が白色で成熟すると灰橙色になるのではなく白色、帯白黄色で成熟すると淡灰褐色 本種と異なり内皮が鼠色~灰褐色ではなくヘーゼルナッツ色 本種と異なり内皮が革質ではなく羊皮紙状 本種と異なり孔縁盤が縁部で僅かに擦り切れ状なのではなく擦り切れ状 本種と異なりグレバが褐橙色、明るい橙色ではなく赤褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり弾糸表面が孔状でない Disciseda candida(ウスイロドングリタケ) ポーランドに分布する 内皮が革質 弾糸の幅の範囲が重なる 弾糸の質が脆い 弾糸が波打つ 本種と異なり外皮が白色で成熟すると灰橙色になるのではなく汚い帯白色~帯黄色で成熟すると帯褐色~土色 本種と異なり内皮が鼠色~灰褐色ではなく褐灰色 本種と異なり孔縁盤が縁部で僅かに擦り切れ状なのではなく擦り切れ状で細縁毛状 本種と異なりグレバが褐橙色、明るい橙色ではなく明るい褐色、さび褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子表面が顕著な疣状ではなく平滑~点状、ごく微細な疣状 本種と異なり弾糸表面が孔状でない Disciseda nigra 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子表面が顕著な疣状 弾糸の幅の範囲が重なる 弾糸の質が脆い 弾糸が波打つ 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり外皮が白色で成熟すると灰橙色になるのではなく暗い帯褐色 本種と異なり内皮が鼠色~灰褐色ではなく帯黒褐色~黒色 本種と異なり内皮が革質ではなく紙質 本種と異なりグレバが褐橙色、明るい橙色ではなく帯黒褐色 本種と異なり担子器に小柄を欠くことが多い 本種より担子器の小柄が長い 本種と異なり弾糸表面が孔状でない Disciseda hyalothrix 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子表面の性状が類似している 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり外皮が白色で成熟すると灰橙色になるのではなく白色、帯白黄色 本種と異なり内皮が鼠色~灰褐色ではなく帯褐灰色~暗褐色 本種と異なり内皮が革質ではなく紙質 本種と異なり孔縁盤が縁部で僅かに擦り切れ状なのではなく擦り切れ状 本種と異なりグレバが褐橙色、帯灰褐色またはいくぶん帯紫色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子表面に刺を有する 本種と異なり弾糸表面が孔状でない