(仮訳)クチナシさび病菌の冬胞子の発見、およびそのタイにおける発生
Ono, Y. et al., 2021. Discovery of teliospores of a Cape jasmine rust fungus, Hemileia gardeniae-floridae (Pucciniales), and its occurrence in Thailand. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/advpub/0/advpub_MYC549/_pdf [Accessed August 6, 2021] 【R3-08663】2021/8/6投稿

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3行まとめ

タイプ標本の形態学的再検討により、Hemileia gardeniae-floridaeの冬胞子世代を初めて見出した。
本種の冬胞子はほとんどの場合蕪形であり、宿主の気孔から生じる胞子形成細胞上に形成された。
また、タイにおいてG. sootepensisに夏胞子および冬胞子世代を生じたさび菌を本種と同定した。
台湾 屏東 恒春鎮

(タイ新産種)

Hemileia gardeniae-floridae Sawada
※本種のホロタイプおよびエピタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hemileia gardeniae-thunbergiae
同じクチナシ属植物を宿主とする
夏胞子の全体的な形態に違いがない
本種と異なり日本、台湾、タイではなくアンゴラ、ガボンなどに分布する
本種と異なりクチナシおよびG. sootepensisではなくG. thunbergiaなどを宿主とする
本種より夏胞子のサイズが小さい
本種と異なり夏胞子が厚壁でない
本種より冬胞子のサイズが小さい
本種と異なり冬胞子がほとんどの場合蕪形なのではなく逆円錐形(洋独楽形)で稀に卵状