(仮訳)日本産のシクエストレート菌の属、ホシミノタマタケ属の多様性および系統:2新亜属および11新種
Orihara, T. et al., 2012. Diversity and systematics of the sequestrate genus Octaviania in Japan: two new subgenera and eleven new species. Persoonia. … Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3409418/ [Accessed June 8, 2016].
【R3-03000】2016/06/09投稿

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3行まとめ

日本産ホシミノタマタケ属菌を対象に、SEM/TEM観察を含む形態学的検討および複数遺伝子に基づく分子系統解析を実施した。
解析結果を基に、本属にParcaeaおよびFulvoglobusの2亜属および12新種を記載し、1種の未記載種を掲載した。
系統地理学的考察を行い、前者の亜属に含まれる肉眼的にほぼ識別不能な4種の隠蔽種が大陸起源であり、日本列島が大陸と陸続きであった更新世初期に種分化した可能性などを示した。
鹿児島県大和村湯湾岳北東麓(奄美大島)

(新種)

Octaviania nonae Orihara
語源…ローマ神話の運命の3女神の一柱、ノナに因む
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【よく似た種との区別】
Octaviania mortae
日本に分布する
肉眼的形態が識別不能なほど類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり担子器が棍棒形ではなく短棍棒形
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania decimae
同所的に分布する(広島・大分)
同時に発生しうる
肉眼的形態が識別不能なほど類似している
担子器が棍棒形
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体表面に時に帯白黄色~黄褐色のパッチを伴う
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania celatifilia
日本に分布する
グレバの構造が類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体がしばしば淡黄色を帯びる
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに約90塩基の差異)
京都府京都市西京区比叡山南西麓

(新種)

Octaviania decimae Orihara
語源…ローマ神話の運命の3女神の一柱、デキマに因む
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【よく似た種との区別】
Octaviania nonae
同所的に分布する(広島・大分)
同時に発生しうる
肉眼的形態が識別不能なほど類似している
担子器が棍棒形
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体表面に時に帯白黄色~黄褐色のパッチを伴うという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania mortae
肉眼的形態が識別不能なほど類似している
担子胞子の装飾の丈が類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体表面に時に帯白黄色~黄褐色のパッチを伴うという特徴を欠く
本種と異なり担子器が棍棒形ではなく短棍棒形
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania celatifilia
同所的に分布する(日本)
同時に発生しうる
肉眼的形態が類似している(識別が極めて困難)
グレバの構造が類似している
子実体に甘い臭いとジメチルスルフィドの臭いが混ざったような不快臭がある
顕微鏡的形態が類似している(識別が極めて困難)
担子器が棍棒形
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子の装飾のサイズの範囲が重なる
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体がしばしば淡黄色を帯びる
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
鳥取県鳥取市布勢日吉神社

(新種)

Octaviania mortae Orihara
語源…ローマ神話の運命の3女神の一柱、モルタに因む
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【よく似た種との区別】
Octaviania nonae
日本に分布する
肉眼的形態が識別不能なほど類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり担子器が短棍棒形ではなく棍棒形
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania decimae
肉眼的形態が識別不能なほど類似している
担子胞子の装飾の丈が類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体表面に時に帯白黄色~黄褐色のパッチを伴う
本種と異なり担子器が短棍棒形ではなく棍棒形
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania celatifilia
日本に分布する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体がしばしば淡黄色を帯びる
本種と異なり担子器が短棍棒形ではなく棍棒形
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
奈良県奈良市奈良公園

(新種)

Octaviania celatifilia Orihara
語源…隠された娘[箱入り娘?]の
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【よく似た種との区別】
Octaviania decimae
同所的に分布する(日本)
同時に発生しうる
肉眼的形態が類似している(識別が極めて困難)
グレバの構造が類似している
子実体に甘い臭いとジメチルスルフィドの臭いが混ざったような不快臭がある
顕微鏡的形態が類似している(識別が極めて困難)
担子器が棍棒形
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子の装飾のサイズの範囲が重なる
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体がしばしば淡黄色を帯びるという特徴を欠く
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania nonae
日本に分布する
グレバの構造が類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体がしばしば淡黄色を帯びるという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに約90塩基の差異)
Octaviania mortae
日本に分布する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じParcaea亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体がしばしば淡黄色を帯びるという特徴を欠く
本種と異なり担子器が棍棒形ではなく短棍棒形
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
岡山県真庭市皆ヶ山

(新種)

Octaviania kobayasii Orihara,
語源…日本の地下生シクエストレート菌などの研究に貢献した小林義雄博士に献名
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【よく似た種との区別】
Octaviania hesperi
日本に分布する
生息環境が同一
肉眼的形態が類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体が通常晩秋に発生するのではなく夏に発生する
本種より子実体のサイズが小さい傾向がある
本種と異なり子実層が典型的には透明という特徴を欠く
本種と異なり子実下層が典型的には透明という特徴を欠く
本種より担子胞子の平均サイズが大きい
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子の装飾の腔所が1-3ではなく複数で形状が異なる
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania japonimontana
日本に分布する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なりブナの樹下に発生する
本種と異なりグレバが2層からなるのではなく単一
本種と異なりグレバが透明(外層)および白色~クリーム色(内層)ではなく類白色~クリーム色
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania etchuensis
日本に分布する
担子胞子のサイズがほぼ同一
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種ほど子実下層が発達しない
本種と異なり子実下層が透明でない
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
神奈川県逗子市沼間

(新種)

Octaviania hesperi Orihara
語源…宵の明星の(担子胞子の形態から)
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【よく似た種との区別】
Octaviania kobayasii
日本に分布する
生息環境が同一
肉眼的形態が類似している
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なり子実体が夏に発生するのではなく通常晩秋に発生する
本種より子実体のサイズが大きい傾向がある
本種と異なり子実層が典型的には透明
本種と異なり子実下層が典型的には透明
本種より担子胞子の平均サイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子の装飾の腔所が複数ではなく1-3で形状が異なる
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
鳥取県江府町鏡ヶ成

(新種)

Octaviania japonimontana Orihara
語源…日本の山地の
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【よく似た種との区別】
Octaviania kobayasii
日本に分布する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なりブナの樹下に発生するという特徴を欠く
本種と異なりグレバが単一ではなく2層からなる
本種と異なりグレバが類白色~クリーム色ではなく透明(外層)および白色~クリーム色(内層)
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania etchuensis
日本に分布する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なりブナの樹下に発生するという特徴を欠く
本種より外皮が厚い
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子の柄の付属物が発達するのではなく退化的で不明瞭
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania asterosperma
担子胞子の形態が類似している
本種と異なりFulvoglobus亜属ではなくOctaviania亜属に含まれる
本種と異なり日本ではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり子実体が成熟すると淡褐色~黄褐色となるいう特徴を欠く
本種と異なり外皮の菌糸が成熟時も偽柔組織状にならない
神奈川県南足柄市内山

(新種)

Octaviania durianelloides Orihara
語源…Durianella属類似の(Durianella echinulataに肉眼的形態が似ることから)
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【よく似た種との区別】
Durianella echinulata
同じイグチ目に含まれる
肉眼的形態が類似している
本種と異なり日本ではなくマレーシアなどに分布する
本種と異なり子実体が幼時類白色~淡褐色、成熟時褐色ではなく帯灰橙色~黄金色
本種と異なり子実体が扁平球形~腎臓形ではなくドリアン形
本種より外皮の疣が顕著
本種より外皮の疣のサイズが大きい
本種より外皮が厚い
本種と異なり担子胞子が崩壊性の刺に覆われる
nrLSUの塩基配列が異なる(類似度86%)
沖縄県石垣市於茂登岳南麓(石垣島)

(新種)

Octaviania yaeyamaensis Orihara
語源…八重山産の
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【よく似た種との区別】
Octaviania malaiensis
外皮がよく発達する
外皮が類白色
グレバに顕著な青変性を有する
担子胞子が小型
担子胞子の装飾が小型
担子胞子の装飾が単一の腔所を有する刺状
担子胞子の柄の付属物が退化的で不明瞭
本種と異なり亜熱帯ではなく熱帯に分布する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の装飾のサイズが小さい
Octaviania etchuensis
日本に分布する
外皮が中程度に発達する
外皮が丈夫である
担子胞子の装飾が小型の刺状
担子胞子の柄に退化的な付属物を伴う
nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なり亜熱帯ではなく温帯に分布する
本種と異なり常緑樹林ではなく落葉樹林に発生する
本種より外皮が黄色である
本種と異なり外皮が触れると帯青緑色~帯黒色に変色する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子のQ値が大きい
nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
富山県立山町栃津

(新種)

Octaviania etchuensis Orihara
語源…越中(富山)産の
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【よく似た種との区別】
Octaviania yaeyamaensis
日本に分布する
外皮が中程度に発達する
外皮が丈夫である
担子胞子の装飾が小型の刺状
担子胞子の柄に退化的な付属物を伴う
nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なり温帯ではなく亜熱帯に分布する
本種と異なり落葉樹林ではなく常緑樹林に発生する
本種ほど外皮が黄色でない
本種と異なり外皮が触れると帯青緑色~帯黒色に変色するという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子のQ値が小さい
nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania kobayasii
日本に分布する
子実体の色がほぼ同一
担子胞子のサイズがほぼ同一
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種より子実下層が発達する
本種と異なり子実下層が透明である
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Octaviania japonimontana
日本に分布する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じFulvoglobus亜属クレードに含まれる)
本種と異なりブナの樹下に発生する
本種より外皮が薄い
本種より担子胞子の装飾のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子の柄の付属物が退化的で不明瞭なのではなく発達する
ITS、nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新学名)

Octaviania zelleri Orihara & M.E. Smith
旧名:Octaviania nigrescens (Zeller) Singer & A.H. Sm.
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北海道上川町大雪山

(新種)

Octaviania asahimontana Orihara
語源…(大雪山)旭岳の
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【よく似た種との区別】
Octaviania lanigera
同じカバノキ属植物の樹下に発生する
本種と異なり日本ではなくドイツなどに分布する
本種と異なり無性基部が未発達のクッション状
本種より外皮が厚い
本種より担子胞子のサイズが小さい
Octaviania lutea
同じカバノキ属植物の樹下に発生する
本種と異なり日本ではなくドイツなどに分布する
本種と異なり無性基部が未発達のクッション状
本種より外皮が厚い
本種より担子胞子のサイズが小さい
Octaviania cyanescens
担子胞子の形態が類似している
nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(同じOctaviania亜属クレードに含まれる)
本種と異なり日本ではなく米国、カナダなどに分布する
本種と異なりカバノキ属植物ではなくツガ属などの針葉樹の樹下に発生する
本種と異なり子実体が強く青変する
本種と異なりグレバが帯黒褐色の胞子塊で満たされる
本種と異なり無性基部が発達せず退化的
nrLSU、EF1-α、nrLSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

※この他に未記載種Octaviania sp. “E”を掲載した。