(仮訳)ナイジェリア北西部の穀物、豆類、土壌から分離された菌類の多様性と毒素産生性、および新種Fusarium madaense
Ezekiel, CN. et al., 2020. Diversity and toxigenicity of fungi and description of Fusarium madaense sp. nov. from cereals, legumes and soils in north-central Nigeria. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/52716/ [Accessed June 14, 2020] 【R3-07410】2020/6/14投稿

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3行まとめ

ナイジェリア北西部において様々な食品および農地土壌の汚染菌を調査し、839菌株を分離した。
21種を同定し、そのうちモロコシとラッカセイから分離され、唯一ボーベリシンを産生した菌をFusarium madaenseとして新種記載した。
Neotestudina属のナイジェリアの土壌からの報告は初となったほか、A. nigerのシクロスポリン産生も初報告となった。
Nigeria, Nasarawa, Mada Station

(新種)

Fusarium madaense Ezekiel, Sand.-Den., Houbraken & Crous
語源…マダ(・ステーション)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fusarium thapsinum
モノフィアライドが比較的長い
小分生子が長く鎖生する
小分生子が棍棒形
RPB2およびBenA+CaM+RPB1+RPB2+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり小分生子が稀に蕪形
本種と異なり小分生子の隔壁数が最大3ではなく0
本種よりコロニーが濃色で黄色に着色する
本種とコロニーの生長速度が異なる
本種と異なり真の厚壁胞子を形成しない
本種と二次代謝産物のパターンが異なる
RPB2およびBenA+CaM+RPB1+RPB2+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fusarium andiyazi
モノフィアライドが比較的長い
小分生子が長く鎖生する
小分生子が棍棒形
共通する二次代謝産物が検出されている
RPB2およびBenA+CaM+RPB1+RPB2+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種より小分生子の幅がやや狭い
本種と異なり小分生子の隔壁数が最大3ではなく最大2
本種よりコロニーが濃色であり、強く紫色に着色する
本種よりコロニーの生長がやや遅い
本種と異なり真の厚壁胞子を形成しない
本種と二次代謝産物のパターンが異なる
RPB2およびBenA+CaM+RPB1+RPB2+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fusarium verticillioides
モノフィアライドが比較的長い
小分生子が長く鎖生する
小分生子が棍棒形
共通する二次代謝産物が検出されており、ボーベリシンを産生する可能性がある
RPB2およびBenA+CaM+RPB1+RPB2+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり小分生子の隔壁数が最大3ではなく0
本種よりコロニーが濃色であり、強く紫色に着色する
本種とコロニーの生長速度が異なる
本種と異なり真の厚壁胞子を形成しない
本種と二次代謝産物のパターンが異なる
RPB2およびBenA+CaM+RPB1+RPB2+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される