(仮訳)ヒエ属およびサヤヌカグサ属植物を宿主とするMoesziomyces属菌の多様性
Li, Y-M. et al., 2019. Diversity of Moesziomyces (Ustilaginales, Ustilaginomycotina) on Echinochloa and Leersia (Poaceae). MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/30461/ [Accessed May 2, 2020] 【R3-07280】2020/5/2投稿

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3行まとめ

Moesziomyces属黒穂菌の26標本および8菌株の形態学的検討および分子系統解析を実施した。
オーストラリア産のEchinochloa kimberleyensisを宿主とする菌をM. kimberleyensisとして新種記載した。
また、Leersia hexandraを宿主とする菌をThecaphora globuligeraと同定し、本種のレクトタイプ標本を選定したほか、中国新産種としてM. antarcticusの有性世代を報告した。
Australia, Western Australia, Kununurra, Mulligan’s Lagoon Road

(新種)

Moesziomyces kimberleyensis Y.M. Li, L. Cai & R.G. Shivas
語源…キンバリー産の
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【よく似た種との区別】
Moesziomyces bullatus
同じヒエ属植物を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオーストラリアではなく日本、中国、ポーランド、ドイツなどに分布する
本種と異なりエノコログサ属、チカラシバ属、メヒシバ属植物などが宿主として知られている
本種と異なり宿主の葉表面に生じることがある
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(中国新産種)

Moesziomyces antarcticus (Goto, Sugiy. & Iizuka) Q.M. Wang, Begerow, F.Y. Bai & Boekhout
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(その他掲載種)

Moesziomyces globuligerus (Berk. & Broome) Vánky
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