(仮訳)中欧におけるKneiffiella curvisporaの生態と分布、およびその系統的位置
Běťák, J. et al., 2021. Ecology and distribution of Kneiffiella curvispora (Hymenochaetales, Basidiomycota) in Central Europe and its phylogenetic placement. Nova Hedwigia. Available at: https://www.openagrar.de/servlets/MCRFileNodeServlet/openagrar_derivate_00040973/2021_0221.pdf [Accessed December 23, 2021] 【R3-09079】2021/12/23投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

稀産種であり保全価値を有するKneiffiella curvisporaの中欧における生態および分布に関する知見をまとめた。
スロバキアから初めて本種を報告したほか、チェコからいくつかの新産地を報告した。
本種の完全なITS領域を含む初の分子系統樹を作成した。

(スロバキア新産種)

Kneiffiella curvispora (J. Eriksson & Hjortstam) Jülich & Stalpers
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kneiffiella alutacea(ウスチャコメバタケ)
ヨーロッパに分布する
実質シスチジアが薄壁
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より針のサイズが小さい
本種より担子胞子がやや長い
本種と異なり担子胞子が僅かにしか屈曲しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Kneiffiella abdita
顕微鏡的形態が非常に類似している
本種と異なりモミ属、トウヒ属樹木ではなく広葉樹に生じる
本種と異なり子実層托が迷路状の管孔状~薄歯状
本種より担子器のサイズがやや小さい
本種より担子胞子のサイズがやや小さい