2018年2月5日 (仮訳)タマチョレイタケ目における新属新種、Elaphroporia ailaoshanensis Wu, Z-Q. et al., 2018. Elaphroporia ailaoshanensis gen. et sp. nov. in Polyporales (Basidiomycota). MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/22086/download/pdf/ [Accessed February 4, 2018]. 【R3-04823】2018/2/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省で採集された多孔菌の一種を検討し、新属新種Elaphroporia ailaoshanensisとして記載した。 本種は子実体が一年生で背着生、乾燥すると硬く軽くなり、担子胞子が無色楕円形薄壁、1菌糸型で生殖菌糸が厚壁であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でresidual polyporoidクレードに含まれ、Junghuhnia crustaceaに近縁であった。 中国雲南省普洱市景東イ族自治県哀牢山 (新種) Elaphroporia ailaoshanensis Z.Q. Wu & C.L. Zhao 語源…(属名)軽い孔(多孔菌)/(種小名)哀牢山産の 【よく似た種との区別】 Junghuhnia crustacea ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりシスチジアを有する 本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceriporia spp. 子実体が一年生 子実層托が管孔状 担子胞子が無色 担子胞子表面が平滑 担子胞子が薄壁 菌糸構成が1菌糸型 本種と異なり生殖菌糸が僅かにアミロイドではなくIKI陰性 本種と異なり生殖菌糸がCB陽性ではなくCB陰性 本種と異なりITS+nrLSUに基づく分子系統解析でphlebiaクレードに含まれる Phlebiporia spp. 子実層托が管孔状 生殖菌糸にクランプを有することと欠くことがある 本種と異なり生殖菌糸が僅かにアミロイドではなくデキストリノイド 本種と異なり子実体形成菌糸層に準結合菌糸を有する 本種と異なり組織がKOHで褐色を帯びる